コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

お灸教室ミーティング・ノート~塩灸っていいかも…

今年の4月から始めたお灸教室。

毎月、第2火曜日と第3日曜日に開催しています。

同じことを淡々と繰り返すことが苦手な私は、

お灸教室でも何か変化球を入れたくなる。

今月のお灸教室のテーマは、『腰痛』。

腰に自分でお灸をするのは難しいので、

今回初めて塩灸を取り入れました。

 

参加者のご協力を得て、今日11日(火)に開催したお灸教室をご紹介。

塩灸をご自分で作ることからスタート!

 

不織布のパックに塩を入れ、

 

こんなふうに包む。

 

ラップをして、

 

電子レンジでチン!

塩がかなり熱くなることもあり、2枚のハンドタオルで塩灸を挟み、

温度調節!

 

とーっても簡単に作れます。

今日は椅子に腰かけたまま、お尻の真ん中とおなかに、

下着とズボンで塩灸を挟むようにしました。

どこでも温められるのがいいですね。

ぬくぬくと温かいです…。

 

今日は、ぎっくり腰など強い腰の痛みに用いるツボに

台座灸もしました。

 

腰腿点(ようたいてん)といいます。

手の甲に目玉が出来てかわいい…。

 

今月は16日(日)にも同じテーマでお灸教室を開催します。

(おっと、24時を過ぎ、今日は昨日になりました。)

塩灸に興味がある方、ぜひご参加ください。

教室の詳細は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧ください。

 

コトーの鍼灸スタイル~気持ちと動作の連動

何かをしよう!とまず気持ちがあって、私たちは体を動かしますね。

その何気ない心と体の連動の積み重ねが、日々の日常生活を作っています。

しかし、腰痛や膝痛、だるさなどの体の不調や、無気力などの心の不調で、

その連動が滞ってしまうことがあります。

気持ちとは裏腹に、体が動かない、動かせない、動かしにくい。

               *

ちょっと想像してみて下さい。

台所でお湯を沸かそうと、ガス・コンロに火をつけ…、

リビングでちょっとテレビを見るつもりが見入ってしまい…、

火をつけっぱなしにしていることに気づいて…、

「あーっ!」と言った瞬間にすでに椅子から立ち上がり、

台所のほうに体が向いていませんか。

仕事に遅れそうな時、階段は駆け上りたいですね。

気持ちと動作の連動は、とっても速いです。

その1つ1つの気持ちに体がついてこられないことが続くと、

心のストレスにもなります。

               *

東洋医学は心と体は一体ととらえています。

精神活動は体に影響を与え、逆に体は精神活動に影響を与えます。

これは、ツボ・モデルの左腕。 手のひら側です。

腕の中央を走っているのが、

『手厥陰心経 て・けついん・しんけい』という経絡です。

小指側を走っているのが、

『手少陰心包経 て・しょういん・しんぽうけい』という経絡です。

どちらも心(精神活動)と関係しています。

               *

経絡は、体中に張り巡らされた通路で、

エネルギーや栄養分を全身に送っています。

その経絡の上にのっているツボに鍼やお灸で刺激をすることにより、

滞ったいた経絡の流れを改善させ、体と心の不調を整えます。

鍼灸は体の調子だけを整えると思われがちですが、

先の2つの経絡のツボなどを用いて、心の調子も整えます。

               *

体と心の不調が整ってくると、動作に変化が現れます。

例えば、何かつかまらないと立ち上がれなかったのが、

つかまらずに立ち上がれるようになる…。

動作に無駄がなくなりますね。

無気力でできない事ばかりだったのが、

少しずつやれることが増えてくる…。

動作に広がりがでてきます。

もう1つの変化はスピードです。

1つ1つの気持ち(=目的)を的確に達成する、表現するために、

脳ミソ(=心)はそれぞれの動作にあったスピードをイメージしていると思います。

あせった時には、速く動きたい!

気が進まない時には、だらだらと動いちゃう!

当鍼灸院に通って下さる方の調子が良くなった時、

「この方は本来これぐらいのスピードで動きたいんだぁ…」と

通い始めた頃のスピードを思い出します。

「一人ひとりのスピードにあった、気持ちと動作の連動ができるように

サポートをしていきたいなぁ…」と思います。

               *

今日もとりとめのない、分かりにくい話につきあったいただき、

ありがとうございます!

福岡もやっと梅雨が明けました!

熱中症に気をつけましょう!

コトーの鍼灸スタイル~コツをつかもう!

東洋医学の特色の1つに、

『自然治癒力を高めて、治す』というのがあります。

鍼やお灸でツボを刺激することにより、

ツボがのっている経絡(けいらく)の流れが良くなります。

経絡は全身にはりめぐらされ、その中には気(=エネルギー)と

血(けつ)(=栄養分)が通っていると考えられています。

経絡の流れがよくなるということは、

気や血が全身に充分に行き渡るようになるということで、

体全体が活性化し、自然治癒力が高まり、

様々な症状を改善します。

               *

体自体が「治すぞっー!」とエネルギーが満ちてくるには、

どのツボにどのような鍼やお灸をしたらいいのかな…って、

鍼灸師の私は常々考えます。

それと同時に、患者さんの心も「治すぞっー!」 「治るぞっー!!」という

気持ちで満たされますように!!!って願います。

心身一体。

心も前向きになることが大切です。

               *

鍼灸師としては、

「鍼やお灸をして、よくなってきましたーっ!」

「よくなりましたーっ!」

と言われることは、とってもうれしいです。

「無理をして、痛みがちょっとぶり返したけれど、

自分でストレッチやマッサージをしたらよくなりました。

自分なりに良くなるコツがつかめてきました。」

と言われることも、とっても、とっても、とっても、うれしいです。

鍼灸治療に来られる方は、

長期に渡る症状や、強い痛みのある方が多いです。

とんとん拍子に症状が改善していかないこともあります。

行きつ戻りつ、少しずつ前進していくときは、

精神的強さが必要です。

日々、生活していく中で、自分の体をみつめ、

痛みなどの変化に対して、自分なりの対処法をみつけられるようになると、

ちょっとしたストレスに振り回されない体になっていきます。

自然治癒力が高まっていくからだと思います。

               *

昨年いただいた胡蝶蘭が今年も咲きました。

「花を咲かせるのが難しいよねぇ~。

水をあげすぎるとダメだし…」

観葉植物を育てたことのない私にはかなりのプレッシャー!

写真奥のあじさいは、反対に、雨降りの日は生き生きとしている…。

各々の植物にあった育て方をするのは難しーい!

自分がしている仕事も共通点があります。

個々の患者さんにあう鍼灸治療をするにも、

日常のアドバイスをするにも、

『さじ加減』が大切だな…って最近よく思います。

なんでも負担が大きすぎたら長く続きません。

ほどよく適度なものが、無理がなく、いいですね。

患者さんがぴったりあうコツをつかめるよう、

サポートをしていきます!

梅雨に大活躍(?)の皮内鍼(ひないしん)

鍼灸は中国から伝わった治療法ですが、

日本人が発案した鍼もあります。

円皮鍼(えんぴしん)。

円形のシールの中央に鍼がついています。

この写真のものは、直径0.2mm、長さ0.9mmの鍼です。

とーっても細く短い鍼なので、

シールを貼っていても違和感はほとんどありません。

ツボの上から軽く押しているかんじです。

頑固で強い痛みなど、

ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。

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皮内鍼(ひないしん)。

これも細く短い鍼(写真は直径0.4mm、長さ5mm)です。

鍼のリングのところをピンセットで挟み、

皮膚の1~2mm下を、皮膚と平行に刺し、

医療用のテープで固定します。

鍼のリングの部分は皮膚には入らず、

鍼全体が皮膚に入ってしまうことはありません。

皮膚に平行に刺しているので、違和感はまったくありません。

これも、ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。

               *

内くるぶしの近くにあるツボ『三陰交 さんいんこう』。

婦人科の症状の特効穴(とっこうけつ)といわれています。

当鍼灸院では、強い生理痛や生理不順など婦人科の症状に対して、

このツボに皮内鍼をすることがあります。

すると…、

「脚のむくみにも効いて、脚がだるくなりにくいですよ」

皮内鍼をした方から、そんな感想もよく聞きます。

梅雨の時期には、むくみがひどくなる方がいらっしゃいますが、

『三陰交』というツボは水分代謝を調節する働きもあり、

むくみにもよく用います。

               *

むくみにはお灸も効きます。

自分でこつこつお灸を続けると、むくみにくくなります。

当鍼灸院では、6月12日(火)と6月17日(日)に

むくみをテーマにお灸教室をします。

詳しくは左のカテゴリーの「お灸教室」をご覧下さい。

梅雨本番!

じめじめした季節を乗り切りましょー!

コトーの鍼灸スタイル~初心にかえるぼん!

大宰府にある九州国立博物館で開催されている『平山郁夫展』に行ってきました。

実物は画集よりも何百倍も素晴らしい!

「シルクロードへ行きたい!」という想いが、またフツフツと沸いてきました。

中国留学中にシルクロードへの旅行を企画していました。

その頃、腰痛が長く続き、何十時間も汽車に乗ることができず断念!

それ以来、シルクロードのことはすっかり忘れていました。

               *

平山画伯は、壁画、石像などの模写も数多く描いていますね。

精密な模写に、絵画への情熱はもちろん、

模写する対象物の制作者への尊敬の念や時代背景などへの追求心が、

ひしひしと伝わってきます。

自分で見たものを、ひたすら描き続けることにより、

自分の内面や技術を高めていく…。

絵画を通して、その確固たる姿勢もびしばしと伝わってきます。

               *

私の仕事は鍼灸師。

目の前の患者さんの体と動作を見て…、

体に触れて…、

体の中からの声に耳を傾けて…、

その方の心身の状態や鍼灸の方法を見極める。

それらの道筋を毎回、先入観なしに繰り返し続ける…。

患者さんに、よりよい治療を提供するために…。

平山画伯の絵画を見ていたら、

そのことの大切さを改めて感じました。

               *

これは、私がはり師ときゅう師の国家試験勉強中に使っていた参考書。

国家試験前の半年間は、鍼灸学校で模試を何回も受けました。

同じ問題が出るわけはなく、間違えたところを教科書で調べ、

この参考書の外側の空欄に書いて覚えることを、

模試の度にしていました。

はり師ときゅう師の国家資格がなければ、鍼灸治療はできません。

もう、必死!!!でした。

今でも調べたいことがあると、

「あっ!あの参考書に以前書いたな!」と思い出し、

ページを開くことがあります。

ついつい違うページもパラパラ見ては、

あの頃の情熱を呼び起こしています。