コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

【むくみ】むくみの鍼灸治療①~脚のこわばった筋肉をほぐして、水はけをよくする

2種類の鍼灸治療

むくみの鍼灸治療は、2種類。1つ目は、筋肉のポンプ作用に注目した鍼灸。2つ目は、五臓六腑と経絡とツボに注目した鍼灸。この記事では、筋肉のポンプ作用に注目した鍼灸を紹介するよ~。

 

むくみの成り立ち

私たちの体のパーツ、脳・皮膚・骨・筋肉・内臓など、すべてのものは、細胞がたくさん集まってできている。

口から取り込んだ飲食物に含まれる水分は、動脈の中を血液とともに流れ、全身の細胞に吸い込まれる。細胞から出た『古く、いらなくなった水分』は、上のイラストのように、近くの静脈やリンパ管に吸い込まれ、古くなった血液とともに、心臓へ戻っていく。

静脈やリンパ管の流れが悪いと、『いらなくなった水分』は吸収しきれず、細胞と細胞の間にたまり、むくみとなる。

 

筋肉のポンプ作用がむくみの解消と予防になる

筋肉がリズミカルに動けば、その隣にある静脈やリンパ管は押されて、中を通る血液や水分の流れが促される。そして、細胞の外にある、『古く、いらなくなった水分』は静脈やリンパ管に吸収されやすく、むくみは生じにくい。

脚の筋肉が硬くなり、弾力性を失うと、この『ポンプ作用』が働きにくく、静脈やリンパ管の流れが悪くなる。

鍼灸治療でこわばった筋肉をほぐし、脚を動かした際の『ポンプ作用』を復活させる。すると、『古く、いらなくなった水分』を静脈とリンパ管は吸収しやすくなり、むくみが解消される。

 

こわばりやすい脚の筋肉①~大腿四頭筋(だいたい・しとうきん)

右脚前面のイラスト。

太ももの前にある筋肉『大腿四頭筋』。4本の筋肉の総称で、脚の中では一番大きい。大腿四頭筋は、膝を伸ばす時に働く。

 

こわばりやすい脚の筋肉②~ハムストリングス

右脚後面のイラスト。

太ももの後面にある筋肉『ハムストリングス』。『大腿二頭筋』『半腱様筋 はんけんようきん』『半膜様筋 はんまくようきん』の3本あわせて、『ハムストリングス』という。膝を曲げる時に働く。

 

大腿四頭筋とハムストリングスの相反関係

膝を伸ばして床に座り、右横から見たイラスト。

膝を伸ばす時は、赤色の『大腿四頭筋』が働いて縮まり、青色の『ハムストリングス』が緩んで伸びる。逆に、膝を曲げる時は、青色の『ハムストリングス』が働いて縮まり、赤色の『大腿四頭筋』は緩んで伸びる。

このように、膝を動かすと、太ももの前後の筋肉の『ポンプ作用』が発揮され、近くにある静脈やリンパ管が押され、中を通る血液や水分が心臓へ戻りやすくなる。そして、細胞の外に出された水分も、静脈やリンパ管に吸い込まれやすくなり、むくみにくい。

膝を動かさなかったり、太ももの筋肉たちがこわばっていると『ポンプ作用』が働きにくい。むくみは強まってしまう。

 

脚のこわばりやすい筋肉③~前脛骨筋(ぜん・けいこつきん)

右脚前面のイラスト。

すねの部分にある筋肉『前脛骨筋』。足首から足先までを『足の甲』の方向に曲げる時に働く。

 

脚のこわばりやすい筋肉④~下腿三頭筋(かたい・さんとうきん)

右脚後面のイラスト。

ふくらはぎにある筋肉『下腿三頭筋』。『ヒラメ筋』と『腓腹筋 ひふくきん』をあわせて、『下腿三頭筋』という。足首から足先までを、足裏方向に伸ばす時に働く。

つま先立ちになる時、ぐっと働く。その時、『前脛骨筋』は、緩んで伸びる。逆に、立位で、つま先を上げて踵で体重を支える時は、『前脛骨筋』が働いて縮み、『下腿三頭筋』は緩んで伸びる。

このように、足首を動かすと、すねとふくらはぎの筋肉の『ポンプ作用』が働く。

足首をあまり動かさなかったり、これらの筋肉がこわばっていると、『ポンプ作用』が働きにくく、膝から下のむくみが生じやすい。

 

こわばった脚の筋肉をほぐす鍼灸治療

脚の筋肉は大きく太いので、鍼とお灸のセットがおすすめ。鍼先にモグサを差し込み、お灸もする『灸頭鍼 きゅうとうしん』は、分厚い『大腿四頭筋』もほぐしやすい。

せっかく、こわばった筋肉を鍼灸でほぐしても、『ポンプ作用』を働かせないと、むくみはぶり返しやすい。『脚の筋肉を動かすぞー!と意識しながらの散歩』など、脚を適度に動かすことを日課にしたい。

 

補足①~むくみを引き起こしている『こと』に対しての鍼灸アプローチ

冷えや疲労・ストレスなどが、血行不良や筋肉のこわばりに結びつき、むくみのきっかけになっていることもある。そのため、それらの要因に対しても、鍼灸治療で改善することはかかせない。

 

補足②~病気による『慢性的なむくみ』は、専門医による治療が必要

下肢静脈瘤(かし・じょうみゃくりゅう)や、深部静脈血栓症(しんぶ・じょうみゃく・けっせんしょう)など、『病気』が原因で、慢性的なむくみが生じている場合は、専門医による治療を受けないと、むくみは解消されない。

 

福岡県福岡市にある女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

【冷え症】体の中と外から温める鍼灸治療と予防鍼灸


動画の内容

①冷え症の鍼灸治療と予防鍼灸の、3つのポイント

②冷え症への鍼灸~4つの手技(灸頭鍼・棒灸・点灸・台座灸)

③冷え症のセルフお灸に使いやすいツボ(湧泉・足三里・内関・百会)

この後は、冷え症にかかわる『経絡 けいらく』と『臓器』に注目!

 

経絡は、気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養)を全身に行き渡らせる通路

経絡は、全身に張り巡らされ、その上にツボがのっている。また、経絡は体内で臓器とつながっている。

東洋医学において、各々の経絡・臓器・ツボには働きがある。

 

 

『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』と『脾 ひ』

 

赤いラインは、『足太陰脾経』という経絡。体内では、臓器の『脾』につながっている。『脾』は、食べた物の消化と吸収を促す働きがある。

この経絡上のツボに鍼やお灸をすることで、滞っていた気と血(けつ)の流れが回復する。そして、脾にも充分、気と血(けつ)が行き渡り、脾の『食べた物の消化・吸収』の機能低下が改善し、体を温めるエネルギーが作りやすくなる。

また、『脾』は、水分代謝にもかかわっている。むくみなど、余分な水分が体内にたまって、冷えが生じる場合、この経絡上のツボを使って、体内の水はけを改善する。

 

 

『足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)』と『胃』

赤いラインは、『足陽明胃経』という経絡。体内では、胃につながっている。『胃』は『脾』とともに、食べた物の消化・吸収を促す働きがある。

冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎたり、もともと胃腸が弱く、冷えやすい体質の方には、この経絡上のツボを使って、胃腸の働きを整える。

 

動画の中で紹介したツボ『足三里』(赤矢印)は、『足陽明胃経』の経絡上にある。このツボは、胃腸の働きを整えるだけでなく、エネルギーを補給する働きもある。エネルギー不足による冷えにも使いやすいツボ!

 

 

『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』と『腎』

赤いラインは、『足少陰腎経』という経絡。体内では、『腎』につながっている。『腎』は、成長と老化に深くかかわっている。

老化により体を温めるエネルギーが作りにくい場合は、この経絡上のツボに鍼やお灸をして、老化の底上げをはかる。

 

動画の中で紹介したツボ『湧泉 ゆうせん』(赤矢印)は、『足少陰腎経』の経絡上にある。このツボは、『老化の底上げ』だけでなく、『体を温めるエネルギーを補充する』働きがある。

 

 

『手厥陰心包経 て・けついん・しんぽうけい』と『心包 しんぽう』

赤いラインは、『手厥陰心包経』という経絡。体内では、『心包』につながっている。『心包』とは、『心(しん)(=心臓)』を包む膜のようなもの。『心(しん)』も『心包』も情緒に深くかかわっている。

 

動画の中で紹介したツボ『内関 ないかん』は、『手厥陰心包経』の経絡上にある。精神的ストレスや睡眠不足や忙しさが長引けば、自律神経が乱れやすい。そして、その乱れが冷えに結びつくことがある。そのような時、『内関』などに鍼やお灸をして、自律神経の乱れを整える。

 

 

『督脈 とくみゃく』と『脳』

赤いラインは、『督脈』という経絡。体内では、『脳』につながっている。そのため、頭痛や頭重、不安定な情緒に対して、この経絡上のツボを使うことがある。

 

動画の中で紹介したツボ『百会 ひゃくえ』は、『督脈』の経絡上にある。『百』は、たくさんと言う意味。たくさんの経絡がこのツボで会う(=交わる)。『百会』に鍼をするだけで、督脈以外の経絡にも働きかけられる。万能ツボ!

精神的ストレスや睡眠不足や過労などで、脳(=こころ)と体の緊張が続くと、冷えに結びつきやすい。『百会』に鍼を置いて、脳と体の緊張をほぐす。

お灸を使って、体の外から温めるだけでなく、鍼やお灸でツボを刺激することにより、体を温めるエネルギーを増やし、体の中から温める。冷え症で悩む方には、体感してほしいなぁ…。

 

福岡県福岡市にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

【突発性難聴】鍼灸治療と予防鍼灸

突発性難聴の治療ポイント⓪ すぐ耳鼻科に行こう!

突然、耳が聞こえにくくなったら、「しばらく様子をみよう…」とせずに、すぐ耳鼻科を受診しよう。そして、突発性難聴と診断されたら、すぐ治療を受けよう!治療の開始が遅くなると、聴力の回復が難しくなるから。

 

突発性難聴の治療ポイント① 鍼灸治療も早くスタートしよう!

耳鼻科の治療と並行して、鍼灸治療も早くから開始しないと、改善が難しい。

 

突発性難聴の治療② 耳周りのツボに鍼を置く 

 

ツボ・モデル君の横顔。耳の周辺には、たくさんのツボがある。詳しく見てみよう。

 

<足少陽胆経 全身> 

赤いラインは、『足少陽胆経 あし・しょうよう・たんけい』という経絡。耳周りを見てみよう。

 

<足少陽胆経 横顔>

この経絡は、側頭部を行ったり来たり!頭、特に耳周りにツボが多い。

 

<手少陽三焦経 全身>

『手少陽三焦経 て・しょうよう・さんしょうけい』という経絡。耳周りは…。

 

<手少陽三焦経 横顔>

耳の際を囲むように、たくさんのツボがある。

 

<手太陽小腸経 全身>

『手太陽小腸経 て・たいよう・しょうちょうけい』という経絡。耳の前にツボがある。

耳周りのツボの中からいくつか選び、短くて細い鍼をちょこんと置き、耳の血流改善をはかる。

 

突発性難聴の治療ポイント③ 首・肩・あごのコリをほぐす

突発性難聴で治療に来られる方の多くは、首こり・肩こりが著しい。硬くなった首や肩の筋肉を鍼やお灸でほぐし、脳への血流改善をはかることも大切。それが、耳の血流改善につながる。

 

こちらは、食べ物を噛む時に働く筋肉たち。緑矢印は、耳の穴。筋肉たちは、耳周りにたくさんある。

歯のくいしばりや歯ぎしりが強い方は、これらの筋肉が硬くなりがち。その場合は、これらの中の、耳周りの筋肉たちのコリも鍼でほぐし、耳の血流改善につなげる。

 

突発性難聴の治療ポイント④ 耳の不調にかかわる症状も治療する

『強いストレスをかかえている』『疲労が蓄積している』など、耳の不調にかかわる症状に対しての鍼灸治療もかかせない。問診と触診で、体と心の声に耳を傾け、体調を整える鍼灸を行う。

 

突発性難聴の予防ポイント⓪ 再発する場合は、生活習慣を見直そう!

栄養不足、睡眠不足、慢性疲労、慢性運動不足、強いストレスなど、体と心に重く負担になっていることを、少しずつでも、改善できることから、変えてみよう。

 

突発性難聴の予防ポイント① 首・肩・あご・背中のコリがひどくなる前に鍼灸治療を!

「首や肩・体幹のストレッチをする」ことが習慣になると、「うっ、やばい!ガチガチに硬くなってきたぞ!」と気づきやすい。その時点で、鍼灸を受け、脳や耳への血流を改善してほしい。家事や仕事、育児、介護などで、ストレスや疲労が蓄積されやすい時は、何とか都合をつけて、定期的に鍼灸を受けてほしいなぁ…。

 

2023年もあと4日。なかなか更新しない記事と動画を、根気強く見ていただき、有難うございます。これからも、東洋医学や鍼灸のことを、分かりやすく楽しくお伝えしますよー!2024年もよろしくお願いいたします。

福岡県福岡市にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の、女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

【更年期の症状】鍼灸治療と予防鍼灸

 

動画はいかがだったでしょうか。更に、イラストと文章で補足するよ~ん。もう少し、お付き合いを…。

 

治療ポイント① 更年期の不調や症状の全てに対して、鍼灸治療を行う   

個人差はあるが、更年期に入ると、あラゆる部位の老化が始まる。

卵巣では、『エストロゲン』というホルモンの分泌量が減ってくる。エストロゲンは、生理(=月経)にかかわる子宮と卵巣と脳の視床下部(ししょう・かぶ)だけでなく、皮膚・肝臓・血管・骨の機能にも深く関与している。そのため、エストロゲン減少は、多くの臓器に影響を与える。

また、脳の視床下部(イラストの赤の部分)は、自律神経の中枢でもある。エストロゲンの減少は、自律神経にも影響を与える。

その結果、更年期の症状は、多岐に渡る。ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・大量の汗)、手足の冷え、耳鳴り、目の疲れ・かすみ、頭痛、首こり、肩こり、腰痛、動悸、胸の痛み、食欲不振、不眠、浅眠、無気力、イライラ、落ちこみ、風邪を引きやすい、疲れやすい、疲れが取れにくい、太りやすい、頻尿、尿漏れ、むくみ、など。

問診や触診で、気になる不調や症状を把握し、それら1つ1つに対して、鍼灸治療をする。たくさんの不調や症状があると、たくさんのツボに鍼やお灸をするのかな…と思う方が多い。いくつもの働きを持つ『万能ツボ』もあり、1人1人の体と心の状態に合わせて、ツボを選び、鍼やお灸をする。

セルフお灸は、リラックスも得られるので、おすすめ。どのツボを使うかは、治療を受けている鍼灸師に尋ねてね。

更年期に入る前から、首こりや肩こりが強い方は、更年期に入って、こりが強まる方もいる。更年期前からある不調や症状の治療を先送りせず、その時(=更年期前)に、『治す』『軽減させる』予防鍼灸も大切だと思う。

 

治療ポイント② 腎を補う

イラストの、2つのイヤホンのような形をしたものが、腎。その下にある、栗のような形をしたものが、膀胱。

西洋医学の『腎臓』と東洋医学の『腎』。共通の働きは、尿を作ること。作った尿は、膀胱にためられる。

東洋医学独自の見方では、腎の気(=エネルギー)は、体の発育、知能の発達、生殖能力の成熟にかかせない。中年になると、腎の気が衰え始め、白髪や老眼、体力や生殖能力の低下など、老化現象が出始める。老化は避けられない、しかし、直滑降ではなく、緩やかに下降させるために、鍼灸治療で、腎の気を補充する。

 

赤いラインは、『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』という経絡。足の裏にあるツボ『湧泉 ゆうせん』に始まり、鎖骨の下にあるツボ『兪府 ゆふ』で終わる。

 

ピンク色のラインのように、体内では、腎につながる。

この経絡は左右対称にあり、片側27個、左右合わせて54個のツボがのっている。経絡の中を、気と血(けつ)(=えいよう)が流れている。この経絡上のツボに鍼やお灸をして、腎の力を底上げする。

 

治療ポイント③ 治療を継続する 

更年期は、子供・夫・両親・義父母・孫など家族のことや、仕事のことなど、やることがたくさんあり、自分自身をじっくり見つめる機会が少ない。ご本人が思っている以上に、体と心がダメージを受けていることもある。

体と心が発信しているサインを見逃さずに、この時期に鍼灸治療を続けることは、老年期に老化を加速させない『予防鍼灸』にもなる。

更年期のつらさは、周囲には理解してもらいにくい。頑張っている更年期の女性・男性を応援しています!

 

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【秋口の肌荒れ・かぜ・アレルギー(花粉症・鼻炎など)】鍼灸治療

秋口のかぜ(咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・声がれ・のどの痛みなど)・花粉症・アレルギー性鼻炎の鍼灸治療  

秋になると空気は乾燥。乾燥が大の苦手な『肺』はダメージを受けて、これらの症状があらわれる。

 

赤いラインは、『手太陰肺経 て・たいん・はいけい』という経絡。体内では、肺につながっている。

この経絡の上にあるツボ、中府(ちゅうふ)や尺沢(しゃくたく)、太淵(たいえん)などに、鍼やお灸をすることにより、経絡の中にある、気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養)の流れが改善する。そして、肺にもそれらが十分に行き届き、弱った肺の機能が回復する。

 

左右の肩甲骨の間には、『肺兪 はいゆ』(赤矢印)をはじめ、肺にかかわるツボが集まっている。この辺りを丁寧に鍼やお灸をすると、呼吸が楽になる。

この画像では、右側は筋肉になっているけれど、左側と同じように、経絡とツボがあるよーん。

 

小鼻の横に、『迎香 げいこう』というツボがある。

そして、その真上に、『上迎香 じょうげいこう』というツボもある。経絡の上にはないツボ。だから、ツボ・モデル君の顔にはないんだなぁ…。鼻のトラブルには、『上迎香』に、短くて細い鍼をちょこんと置く。

 

任脈(にんみゃく)という経絡(=緑色のライン)は、鼻を通っている。

生え際の少し上にある『上星 じょうせい』(赤矢印)というツボが、鼻のトラブル解消に登場する。ここも短くて細い鍼をちょこん!

 

任脈はのども通っている。

鎖骨の間にあるツボ『天突 てんとつ』は、のどの乾燥やいたみ・声がれに用いられる。ここも短くて細い鍼をちょこん!  

 

秋口の肌荒れ(肌の乾燥・かゆみ・アトピーなど)の鍼灸治療

赤いラインは、『手陽明大腸経 て・ようめい・だいちょうけい』。体内では、大腸につながっている。この経絡上のツボは、皮膚のトラブルやアレルギー体質の改善によく用いられる。

五臓六腑の『肺』は、皮毛(ひもう)(=皮膚・産毛)をつかさどっているのに、肺経ではなく、大腸経が選ばれるのか。『肺』と『大腸』は、表裏一体。大腸経のツボを使って、肺経の治療をすることもあれば、その逆もある。

大腸経の中でも、肘にあるツボ『曲池 きょくち』は出番が多い。  

 

秋口の免疫力・抵抗力の低下(かぜをひきやすい、感染症になりやすい、アレルギー症状が出やすい)の鍼灸治療   

各々のツボには特徴があり、『免疫力を調整するツボ』といえば、先ほど紹介した『曲池』。そして…、  

 

うなじにあるツボ『大椎 だいつい』も、免疫力を整える。このツボは、鼻のトラブルにもよく用いられる。  

 

秋口の諸症状の鍼灸治療 ~まとめ~  

1つ1つの症状に対して治療をするだけでなく、弱った肺に、気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養)をしっかりと送り、肺を元気にすることも大切。

 

『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』

 

『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』

また、夏に冷たい飲食物をとりすぎ、秋バテをしているときは、『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』や、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』などのツボたちを使って、まず、『脾』や『胃』を元気にすることもかかせない。『脾』と『胃』は表裏一体(=ペア)なんだなぁ…。  

 

福岡県福岡市にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。