コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~初心にかえるぼん!

大宰府にある九州国立博物館で開催されている『平山郁夫展』に行ってきました。

実物は画集よりも何百倍も素晴らしい!

「シルクロードへ行きたい!」という想いが、またフツフツと沸いてきました。

中国留学中にシルクロードへの旅行を企画していました。

その頃、腰痛が長く続き、何十時間も汽車に乗ることができず断念!

それ以来、シルクロードのことはすっかり忘れていました。

               *

平山画伯は、壁画、石像などの模写も数多く描いていますね。

精密な模写に、絵画への情熱はもちろん、

模写する対象物の制作者への尊敬の念や時代背景などへの追求心が、

ひしひしと伝わってきます。

自分で見たものを、ひたすら描き続けることにより、

自分の内面や技術を高めていく…。

絵画を通して、その確固たる姿勢もびしばしと伝わってきます。

               *

私の仕事は鍼灸師。

目の前の患者さんの体と動作を見て…、

体に触れて…、

体の中からの声に耳を傾けて…、

その方の心身の状態や鍼灸の方法を見極める。

それらの道筋を毎回、先入観なしに繰り返し続ける…。

患者さんに、よりよい治療を提供するために…。

平山画伯の絵画を見ていたら、

そのことの大切さを改めて感じました。

               *

これは、私がはり師ときゅう師の国家試験勉強中に使っていた参考書。

国家試験前の半年間は、鍼灸学校で模試を何回も受けました。

同じ問題が出るわけはなく、間違えたところを教科書で調べ、

この参考書の外側の空欄に書いて覚えることを、

模試の度にしていました。

はり師ときゅう師の国家資格がなければ、鍼灸治療はできません。

もう、必死!!!でした。

今でも調べたいことがあると、

「あっ!あの参考書に以前書いたな!」と思い出し、

ページを開くことがあります。

ついつい違うページもパラパラ見ては、

あの頃の情熱を呼び起こしています。

鳥のツボ…

春だなぁ~と感じることの1つに鳥のさえずりがあります。

朝は、カラスたちのカーカー呼び合う鳴き声に目が覚めます。

仕事(鍼灸)中、BGMをかけることはありませんが、

ふと聞こえてくる鳥のさえずりが心地いい…。

庭にすずめやら鳩やら顔を出してくれる…。

               *

鳩といえば、『鳩尾 きゅうび』というツボがあります。

ツボのほとんどは中国で名付けられています。

この名前の『鳩』は、ハトではなく、カッコウのこと。

このツボの位置は、

みぞおちのあたり。

みぞおちの上には、左右の肋骨を結ぶ、胸骨という骨があります。

その骨の下端の形が、カッコウの尾に似ているので、

そう名付けられました。

みぞおちあたりのツボは、

鍼灸灸治療では胸やけ、吐き気など胃の症状などに用いられます。

               *

鳥の姿に似ていることから名付けられたツボをもう1つご紹介。

『鶴頂 かくちょう』。

膝蓋骨(膝のお皿の骨)の上にあります。

『頂』は物の一番高いところ、てっぺんですね。

膝蓋骨が鶴の頭の形に似ているので、そう名付けられました。

このツボは、膝の痛みなどに用いられます。

               *

仕事場の前は池のある公園。

もう2ヶ月前のことになりますが、外を見ると庭に…

見えますか?

公園の池にいるカモです!

カモって、人間のテリトリーには入ってこないイメージでしたが、

入ってくるんですねぇ~。

ゴールデン・ウィークの小山登り

久しぶりの晴天。

山が私を呼んでいる!

青空に映える、赤と緑のもみじ。

けもの道。

すごい急勾配で、木々の枝をかき分けながら登ると、

あれ? 人が踏みつけた道が途切れている!

振り返ると、

亜熱帯の風景。

ゴールデン・ウィークは、ぽそぽそ雨が降っていたから、

蒸し暑い…。

道を間違えた???

戻るにしても、下りはとっても滑りそう…。

しゃがみこみ、両手を地面につきながら、

慎重に、慎重に…。

こんなときに軍手を持っていないんだなぁ~。

おっ! 綺麗な景色!

おっ! 

とんぼ!

今日は、頂上前から、すでに脚の筋肉痛。

あの急勾配のけもの道のせいだ…。

頂上で充分に休憩をし、長々と続く下りの階段へ。

……と、

頭の中に音楽が降りてくる。

ディズニー・ソングの『It’s a  Small World (小さな世界)』。

リズム感のある4拍子で、足取りも軽快!

途中で音楽が変わり、『Take Five』に。

この曲もリズム感はあるが、4分の5拍子。

3拍子→2拍子→3拍子→2拍子 とカウントする。

足の運びには合わないので、

なんとかディズニー・ソングに戻そうとするが、

すぐこの曲が頭の中に流れてる…。

               *

帰宅後、

疲労物質の乳酸がたまって、硬くなりつつある

脚の筋肉に鍼とお灸!

鍼灸師なので、もちろん自分で!

さあ、明日、脚の筋肉痛はいかに!

               *

と、

このブログの下書きを紙に書いたのは昨日。

翌日である今日、パソコンに向かっている。

結果発表!

(今のところ)脚の筋肉痛なーし!

中国留学思い出し日記~リラックス!

2週間ほど前の朝、ヨーグルトを食べていたら、

歯に激痛が!が!が!

冷たさがしみて、3ヶ所の歯が同時に痛くなるってこと、あるのぉ~??

慌てて歯科に電話すると2週間待ち…。

そんなに待てるか…。

痛くて左側では噛めない…。

どうも疲れがたまると、睡眠中に左側の歯を噛み締めてしまうクセがあり、

それが影響してる???

自分なりに原因を探っていたら、3日後には痛みが消えた…。

何だったの…。

???

そういえば、中国留学中はハードな生活を送っていたのに、

そんなトラブルは一度もなかった。

専門学校で中国語を習いながら、診療所で鍼灸の修業…。

中国語学科では、放課後に自由参加の課外授業があった。

その中の『発音』の学科は一番人気!

80~100人の留学生が集まった。

中国語の『アー』は口を大きくあけて発音しないと

それらしく聞こえない。

『イー』は口を思い切り横に引き上げながら発音しないと

それらしく聞こえない。

『ウー』は唇をとんがらせないとそれらしく聞こえない。

英語のように『R』などの巻き舌音もある。

留学生のほとんどが英語を話せたので、

中国語の発音もすばらしい!

私は中国語を発音する度に先生から言われた。

「コトー、違う! もう1度!」

「コトー、口を大きく動かして!」

よほど顔が硬直してくるのだろう。

「コトー、放松(fang  songと読みます)! 放松!」

そう、先生から言われた。

『放松』はリラックスという意味。

大勢の中で、何度も発声させられ、リラックスなんてできましぇーん!

しかし、左右対称に大きくアゴを動かしていたので、

片側の歯だけで噛み締めることがなかったような気がする。

帰国後、歯科の先生に話したら、そんなこと!って笑われてしまったが…。

さて、話を元に戻して、現在の話。

冷たいものが歯にしみなくなったが、歯科へ…。

虫歯ではなく、どうも知覚過敏らしい。

そーいえば歯の間に歯垢がたまっていることに気づき、

念入りに歯磨きをしていた矢先のことだった。

歯ブラシと歯間ブラシを強く歯にあてすぎて、

歯肉を傷つけていたかも!

知覚過敏は軽度のもので、様子観察となり、一件落着~!

留学先で購入した参考書。

日本人向けの、中国語の発音の仕方が書いてある。

文章がずららーと並んでいるので、読む気になれず、

一度も目を通していない。

はははーっ!

植物の生命力…

左側にある胡蝶蘭は去年頂いたもの。

順調に花芽が伸び、つぼみが膨らんできた!

右側のちびた君はおととし頂いたもの。

               *

思い起こせば、去年の3月9日。 

(自分のブログでチェックしました。)

晴天で、4鉢の観葉植物が日向ぼっこ!

他の観葉植物に水を与えた後、振り返ると、

このちびたの胡蝶蘭の花芽が、

折れて葉っぱの上に…。

私の鋼鉄のお尻が触れたに違いない…。

               *

そんな罪悪感もあり、今年はどうなるか気になってしかたがない!

隣の胡蝶蘭は新しい根っこが伸び、葉も花芽もぐんぐん成長している。

それに比べて、このちびた君はいつまでも冬眠中。

鉢の中に、胡蝶蘭用の軽石みたいなものを隙間なく敷き詰めていたせいか、

新しい根っこもない…。

根っこが伸びやすいように、軽石みたいなものの隙間をあけたけれど、

変わらない…。

どうして欲しいの?

問いかけても答えが返ってくるわけもなく、

月日ばかりが経っていく…。

               *

わかりますかぁ~?

写真の中央、葉っぱの裏の根元から花芽がぁ~~~!!!

同じ鉢植えのもう1株は、若葉がちょちょっと伸びてきた!

ほんの少ししかない根っこでも、懸命に成長している。

ちょっとあきらめてかけていただけに、

『信じて見守り続ける』大切さを、このちびた胡蝶蘭から教わりました。

ありがとさーん!