コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

ごんぎつねと彼岸花

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子狐ごんは、兵十が捕らえたうなぎをすべて、
魚籠(びく)から川へと流します。
10日程して兵十の母親の葬式がありました。
「兵十の母親はうなぎが食べたい…と言っていたに違いない」
ごんはいたずらを後悔し、
毎日のように兵十の家の前に
山で採った栗やまつたけをそっと置いていきました。
ある日、兵十がごんに気づき、
うなぎを逃がした狐め!
と、火縄銃でごんを撃ちます。
兵十がごんの手元の栗やまつたけを見たときに、ごんはもう…

兵十の母親のひつぎが墓地に運ばれる場面での、
一面の赤の彼岸花。
未だに赤い彼岸花を見かけると悲しい気持になります。
ハッピーエンドで終わらない、この『ごんぎつね』という絵本が
小さい頃の私にとって、衝撃的だったのでしょう。

ある音楽がある想い出をよみがえらすことはよくありますが、
ある花がある想い出を…ということは滅多にありません。
皆さんはどうですか。
感傷にひたる秋ですなぁ~

朝晩、ぐっと涼しくなってきましたね。
昨今は衣替えのタイミングが難しくなりました。
風邪に気をつけて下さいね。

超ミニ新幹線のアンテナ

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このたぐいの昆虫が苦手な方は驚かせてしまい、すみません。
私も苦手なほうですが、
長さ9㎝・直径?1㎝という大きな幼虫のこのデザイン、
そしてしっぽのアンテナ,触覚?が気になってしかたがない。
動き出すとアンテナを前後に振っていました。

どんな蝶あるいは蛾になるのか、
インターネットで幼虫の画像を見続けていたら、
鳥肌がボーボーで
調べるのをやめました。

自分もピコーンとアンテナをはり、感性をとぎすまし、
心の琴線に響く人・こと・物と出会いたいと常々思っています。

朝、起きぬけにはアンテナの感度は良好ですが、
寝癖のついた髪をそのままにはしていられないので、
ゲゲゲの鬼太郎のように隠します。

山から音楽が降ってくる…

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今日の山は350段ぐらい階段があり、テンポよく登っていると
歩調に合わせて「ハイホッ、ハイホ~、ララ~ラ、ラララ~」
と、不意に頭の中にメロディーが流れ始めました。
ディズニー映画『白雪姫』で7人の小人が歌う『ハイ・ホー』です。
この曲は山のふもとに下りるまで、ず~っとリピートされていました。

山登りをしていると頻繁にこうなりますが、私だけでしょうか。
曲名は毎回同じではありません。
今日は調子がよかったのか、テンポの速い曲でしたね。
登り初めに、もみじが紅葉し始めているのを見たからかもしれません。

そろそろ長い夏の疲れがどっと出てくる頃です。
秋はそこまで来ています。
日中は暑いですが、
しっかり食べて、
しっかり寝て、
夏バテせずに踏ん張っていきましょー!

本屋にて想うこと

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本屋さんには申し訳ありませんが、私は立ち読みが大好きです。
ビルごと本屋だったりすると、最上階からすべての階を見て回ります。
自分の知らない世界を垣間見ることができるのは魅力的です。
自宅では夢中になって本を読むことはありませんが、本屋は別!
満足して帰るのはだいたい3時間後。

今年の1月に絵本コーナーで、
かがくい ひろしさんの『だるまさん シリーズ がとの』に目が釘付け!
絵も内容も温かく優しい…
即、大ファンになり、これから絵本コーナーに行く楽しみができた!
と喜んだのもつかの間、
かがくいさんが2009年に病気で他界したことを知りました。
でも、今も絵本コーナーで、あるはずのないかがくいさんの新刊を探してしまいます。

作家という仕事は、自分が存在しなくても作品という『形』を通して、
人々に様々な感情を沸き起こさせる、すごい仕事ですね。
私の仕事は『形』には残りませんが、
いつまでも患者様の心と体に温かさを残せるような鍼灸治療がしたい…

鍼灸院の待合室の『コトー文庫』には、かがくいさんの絵本が15冊あります。
ときどき眺めては、温かさをいただいています。

おポンプ様でございましたか… 

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福岡市博多区の大博通りを地下鉄祇園駅から呉服町駅へと歩いている時、発見!
一瞬なんだかわかりませんでしたが、よく見ると二連式手押しポンプ。
このタイプのポンプは、第二次世界大戦(昭和17年~18年)から
昭和27年~28年頃まで全国で愛用されていたそうです。
『おポンプ様』というネーミングがかわいいですよね。
当初からそう呼ばれていたのでしょうか。
水が今以上に貴重だったのでしょうね。

『水』といえば、ツボには水の流れにたとえた名前が数多くあります。

足の裏にあるツボ『湧泉 ゆうせん』
足底の泉からエネルギーが湧き出ています。
当院では、冷えの強い方や不眠の方に対して、このツボに棒灸をします。
棒灸の写真をホームページの《鍼灸とは》というページに載せています。
よかったらご覧下さい。

うなじにあるツボ『風池 ふうち』
うなじの浅いくぼみにあることを『池』にたとえ、
風邪(ふうじゃ)がここから入りやすいので、この名前がつきました。
首がこっている時は、ここをマッサージするだけでも気持がいいです。

膝にあるツボ『血海 けっかい』
無数の河川が下って大海に帰っていく様をたとえて、
東洋医学では『海』はすべての流れが集まり帰する所を意味します。
『血海』は血を調節する重要なツボです。
婦人科の症状によく用います。

漢字を見ただけでも、そのツボの大きさ・深さ・特徴を
なんとなくうかがい知ることができます。