コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

12経絡~ツボ・モデル子ちゃん誕生秘話!

経絡は、体中に張り巡らされた通路。

体表だけでなく、体内に入って内臓ともつながっている。

経絡の働きは、エネルギーと栄養分を全身に送ること。

そのおかげで、体の機能は正常に保たれる。

東洋医学ではそんなふうに考えている。

 

 

メジャーな経絡は12本。

その上にツボがのっている。

心身に不調があると、症状と関係する経絡やツボに反応があらわれる。

その反応があるツボに鍼やお灸をすると、

症状と関係する経絡の流れが改善し、症状も緩和する。

 

 

コトーのブログには何度もこの話が載り、

「耳にタコができちゃったよ」と言われそうだが、

それほど『経絡』や『ツボ』が鍼灸にはかかせない。

経絡が描かれたツボ・モデル子ちゃんが、ブログに初登場したのは5年前。

 

 

 

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赤いラインは、手太陰肺経(て・たいん・はいけい)という経絡。

2011年11月12日のブログ『かぜの鍼灸レシピ』に登場!

初代はオカッパだった!

肺にもつながっているこの経絡は、呼吸器系の症状を治すときに用いる。

この日のブログにはもう1人、ツボ・モデル子ちゃんが登場。

 

 

 

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手陽明大腸経(て・ようめい・だいちょうけい)。

コトーは手を描くのが苦手。

左腕はヘビ腕になっちゃった…。

ずーっとそのことが気になり、数年後にモデル・チェンジ!

 

 

 

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手陽明大腸経。

腕のポーズを変え、ヘビ腕脱却!!!

髪型はポニーテールに変更。

 

 

 

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手少陰心経(て・しょういん・しんけい)。

小指にもツボがあるから、手を大きく描かないと!

何度描き直してもグローブのような手になっちゃった…。

 

 

 

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手闕陰心包経(て・けついん・しんぽうけい)。

やはりグローブになっちゃう…。

 

 

 

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手太陽小腸経(て・たいよう・しょうちょうけい)。

ちょっぴりグローブかな…。

この子は手よりも横顔に四苦八苦。

何度描いても鼻が鼻らしく見えない…。

 

 

 

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手少陽三焦経(て・しょうよう・さんしょうけい)。

横顔の『鼻のライン』はクリア!

しかし、横向きではツボの位置が分かりづらく、モデル・チェンジ!

 

 

 

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手少陽三焦経。

後ろ姿にしたら分かりやすくなった!気がする…。

 

 

 

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足少陽胆経(あし・しょうよう・たんけい)。

この経絡は全身の真横を通っているから、

腕のポーズをどうするか随分悩んだ。

それなりにしっくり馴染むポーズになった!かな?

描くのが更に難しかったのは…。

 

 

 

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督脈(とくみゃく)。

この経絡はお尻から背中、頭、鼻の下まで通っている。

後ろ姿で横を向かないと、すべてのツボが描けない!!

どーしたらそんなポーズが描けるわけ?

姿見に自分の背中を映し振り向いても、よく見えない…。

うー!うー!うー! うなりながら描いた苦心作!

更に更に難しかったのは…。

 

 

 

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足太陽膀胱経(あし・たいよう・ぼうこうけい)。

この経絡は目の横から額、後頭部、背中、ふくらはぎ、足の小指まで通っている。

後ろ姿でしっかり振り向かないと、

目と鼻の間にあるツボが分からない…。

何度描いても『ろくろっ首のお岩さん』になった…。

おっ!?

ポニーテールで前髪があるのは、この子だけだ!

 

 

4年かけて総勢12名のツボ・モデル子ちゃんシスターズ完成!

コトーのデッサン力では、同じ体形や顔が描けないので、

姉妹となった。

何名も描くうちに、???なことに気づいた。

 

 

 

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足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)。

腰に手を置いたポーズのツボ・モデル子ちゃん。

元気はつらつ、活発そうな表情。

 

 

 

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任脈(にんみゃく)。

この子も同じポーズ。

やはり活発そうな表情。

 

 

 

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足少陰腎経(あし・しょういん・じんけい)。

この子もしかり…。

3名とも同じ日に描いたわけではないが、雰囲気が似ている。

 

 

 

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足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)。

この子はちょっとさみしそう…。

 

 

 

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足闕陰肝経(あし・けついん・かんけい)。

この子はおとなしそう…。

 

 

各々のツボ・モデル子ちゃんがとっているポーズは、

ツボが分かりやすいように配慮しているだけ。

コトーが描ける範囲内のポーズをとってもらう。

顔は、輪郭や目が左右対称になるように気をつけるのが精一杯で、

表情など考えられない…というか、描ききれない…。

しかし、描き終えると顔に表情があり、ポーズとマッチしている!?!

なんでかな…。

なんでそうなるのかな…。

 

 

1つのブログにツボ・モデル子ちゃん全員を載せてみたい!

そんな思いつきで描き始めた今日のブログ。

随分長くなっちゃった…。

最後まで目を傾けていただき、ありがとうございます!!!

コトーのデッサン力は向上しそうにありませんが、

懲りずに描き続けるよ~!

 

コトーの鍼灸スタイル~主軸のバランス…

前回に引き続き、今日も経絡の話におつきあいください。

 

 

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経絡は、陽の経絡と陰の経絡に分かれます。

体の前面を通る経絡は、ほとんど陰の経絡。

 

 

 

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赤いラインは、『任脈 にんみゃく』という経絡。

体の前面中央を通っています。

別名、『陰経の海』。

陰経の経絡たちを統括する、重要な経絡です。

この経絡の上に、24個のツボがのっています。

 

 

下腹部の奥には子宮や卵巣があるので、

生理痛や生理不順、更年期症状、不妊症など婦人科の症状には、

下腹部のツボに鍼やお灸をします。

 

 

下腹部の別名は、『丹田』。

丹田はエネルギーが集まる所と、東洋医学では考えています。

すぐ風邪をひきやすい、など体の抵抗力が落ちているときや、

疲れがとれない、疲れやすいときには、

下腹部にあるツボに鍼やお灸をして、

エネルギーを補給します。

 

 

おへそ周辺のツボは、便秘など腸のトラブルに用います。

また、おへそからみぞおちまでのツボは、

食欲不振や胃もたれなど胃のトラブルや、

精神的ストレスが強いときにも用います。

 

 

 

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体の背面を通る経絡は、陽経。

 

 

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ブログ初登場!

描きたてのツボ・モデル子ちゃん!

後ろ姿って描くのが難しい…。

ブログの文章を書くよりも時間がかかってしまった…。

 

 

赤いラインは、『督脈 とくみゃく』という経絡。

体の背面中央を通って、頭頂部、鼻の中央を下り、

上歯の歯肉で終わります。

別名、『陽経の海』。

陽経の経絡たちを統括しています。

28個のツボがのっています。

 

 

頭痛やのぼせ、鼻炎には、頭のツボに、

小さくて細い鍼を頭皮と水平にちょこんと刺します。

 

 

経絡は全身にエネルギーと栄養分を送っています。

督脈に限らず、陽経の経絡の流れ全体を促したいときは、

督脈に棒灸をします。

 

 

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棒灸は、モグサを固めて和紙で包んだタバコ状のお灸です。

直径15mm。

皮膚から3cmほど離して温めます。

棒灸は動かせるので、督脈を下から上までしっかり温め、

流れを促します。

 

 

経絡に限らず、体の中心線である、重心線はとても大切。

 

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これは理想的な重心線。

大転子(だいてんし)とは、太ももの骨の頭の部分。

耳たぶ~肩先~大転子~膝蓋骨の後ろ~外くるぶしの約2cm前が

一直線だとバランスがいい。

重たい頭を背骨が支え、上半身を骨盤がしっかり支え、

その骨盤を下肢が無理なく支えている。

 

 

猫背になったり、腰が反ったり、膝が曲がったりすると、

この重心線がくずれ、

体を支えるための筋肉の負担が増えます。

その結果、首こり・肩こり・腰痛・膝痛などを引き起こすこともあります。

体の主軸って大切なんですよ…。

 

特集~梅雨バテの話②~湿邪(しつじゃ)と鍼灸

冬の寒さが厳しすぎる…。

春の寒暖の差が激しすぎる…。

夏なのに涼しすぎる…。

気候の著しい変化に、体の抵抗力が落ち、

体調を崩すときがあります。

東洋医学では、『外感病』といいます。

外感病の原因となるものは、

風邪(ふうじゃ)、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪の6つ。

 

 

湿度が高く雨が長く続くこの時期に登場しやすいのは、

湿邪。

湿邪にノックアウトされると、水分代謝が落ち、

むくみやすくなります。

湿邪の『下注性』という性質から、

上半身よりも下半身がむくみます。

『重濁性』という性質もあり、

頭や体が重く、四肢がだるくなることもあります。

『粘滞性』という長くとどまる性質もあり、

症状は治りにくく、

繰り返しやすいとも言われています。

 

 

湿邪によってダメージを受けるのは『脾』。

ここで述べている『脾』は、東洋医学用語。

東洋医学の『脾』と西洋医学の『脾臓』とでは、

とらえ方が異なります。

梅雨にむくむから脾臓が悪い…とは思わないでくださいね。

 

 

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赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

足の親指から始まり、脚の内側、体幹前面と上り、

肋骨の外側で終わります。

この経絡は五臓六腑の『脾』にもつながっています。

経絡は、気(エネルギー)と血(けつ)(栄養分)を

臓器にも送っています。

 

 

『足太陰脾経』の上にあるツボに鍼やお灸をすることにより、

経絡の流れを改善し、

『脾』に活力を与え、湿邪を退散させます。

 

 

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これは、台座灸。

台座の上にモグサがのっています。

台座の底にシールがついているので、

ツボにのせやすいです。

「梅雨になると脚のむくみがひどくなる…」

そんな方には、根気強く自宅で台座灸をするのもおすすめです。

 

 

コトーは20代のとき、脚のむくみがひどく、

鍼灸院でツボの取り方とモグサのひねり方を教わり、

せっせとお灸をしていました。

その頃は理学療法士の仕事に情熱を傾け、

まさか鍼灸師になるとは思ってもみませんでした…。

人生、どうなるかわかりませんね~~~。

 

特集~生理と妊娠の話⑤~東洋医学と鍼灸治療・その2

前回の特集ブログ『生理と妊娠の話』では、

生理と妊娠にかかわりの深い臓器である、

女子胞(じょしほう)、心、脾、肝をご紹介しました。

実はもう1つ、ご紹介したい臓器があります。

『腎』です。

 

 

東洋医学でいう『腎』の働きの1つに

『精(せい)の貯蔵』があります。

東洋医学の『腎』と西洋医学の『腎』は働きが異なります。

同一のものとは思わないでくださいね。

精は、ヒトの成長・発育・生殖に必要なエネルギーです。

腎の働きが活発であると、

卵巣、子宮、精巣などの生殖器が成熟し、生殖能力をもちます。

腎の働きが弱まると活動が低下し、生殖能力も低下します。

また、病気にかかりやすく治りにくく、老化現象があらわれます。

 

 

女性不妊や男性不妊、不育症(妊娠はするが、流産、死産を

繰り返して生児が得られない)の鍼灸治療では、

腎の働きを把握することが大切です。

 

 

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赤いラインは、『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』という経絡。

『腎』にもつながっています。

腎の働きが弱まっているときは、この経絡上のツボに鍼やお灸をして、

腎の働きや生殖能力の改善をはかります。

 

 

さてさて、臓器の話をもう1つ。

『臓器の働き』といったら何を思い浮かべるでしょうか。

心臓による血液循環。

腎臓による尿の生成。

臓器は生理現象の中心的存在ですね。

東洋医学からみると、臓器は精神活動の中心的存在でもあります。

 

 

例えば『怒り』は、臓器の『肝』がつかさどっています。

過度の怒りは肝を傷つけ、肝の働きを弱める…。

逆に肝の働きが弱まると、怒りの感情があらわれやすい…。

そんなふうに、東洋医学では考えます。

何度もしつこく書きますが、

東洋医学の臓器と西洋医学の臓器は違います。

「私、怒ってばかりいるから、肝臓の病気になっちゃう~」と

直結して考えないでくださいね。

 

 

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赤いラインは『足闕陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

肝にもつながっています。

生理前や生理中にイライラ感があるとき、

この経絡上のツボに鍼やお灸をして、情緒の安定をはかります。

 

 

PMSや生理困難症、生理痛、不妊、不育症などの治療に際して、

自分でするお灸もおすすめです。

お灸を続けて、目の前の症状だけでなく、

バランスの崩れた体質を整えます。

症状も体質も人によって異なり、選ぶツボも違います。

鍼灸院で診察を受けて、ご相談ください。

 

 

特集ブログ『生理と妊娠の話』、最終回。

東洋医学の抽象的な話にチャレンジしてみました。

いかがでしたか。

少しでも東洋医学が身近なものに感じてもらえたらなぁ…と思います。

 

 

おまけの写真!

 

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職場の前にある、早咲きの桜が開き始めました。

春、近し!!!

 

鍼とお灸とツボの始まり…

コトーは1年半、中国で鍼灸修行をしたことがある。

テレビで天気予報を見てギョーテン!

中国地図の北方はダウンジャケットのマーク。

南方は半袖Tシャツのマーク。

中国は広い!!!

 

 

鍼の起源は、石器時代の中国。

狩りの最中、誤ってとがった石や植物のトゲで皮膚を傷つけたら、

もともとあった痛みがやわらいだ!

そんな不思議な体験を重ねるうちに、

石などを使って皮膚を刺激し、痛みをやわらげるようになる。

石は平べったく、先が鋭利なものへと形を変えていく。

そして道具は、石から動物の骨、竹木、陶器などに進化していく…。

 

 

灸の起源も、石器時代の中国。

寒い地方では、火を起こして暖をとっていたが、

やがて温めた石や土のかたまりを体に当てて、

寒さをとるようになる。

そして、それらを体のある部位に当てると

痛みがやわらぐことに気づく。

それが進化し…、

枯草を体のある部位にのせて燃やし、症状をやわらげるようになる。

 

 

長きに渡る鍼灸体験の積み重ねにより、

治療点、つまり『ツボ』が確立されていった。

 

 

 

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これは、経絡の上にのっているツボの本。

経絡は全身に張り巡らされた通路のようなもの。

14本ある。

それらの上に合計361個のツボがのっている。

 

 

 

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経絡の上にのっていないツボもある。

『気穴 きけつ』と呼ばれている。

経絡の上にのっているツボよりもはるかに多い。

 

 

 

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体の特定のある部位に鍼やお灸をすると、

〇〇〇の症状が改善する。

現在でも、『新穴 しんけつ』として発表されている。

 

 

 

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コトーがお灸を始めたのは20年前。

腰痛治療で鍼灸院に通っていた。

脚のむくみもあり、

「自分でもお灸をしたらいい」と言われ、お灸デビュー!

モグサを手でひねる方法を教わり、

カメラのフィルム缶に入ったモグサを手渡された。

 

 

コトーが鍼を始めたのは11年前。

鍼灸の養成校に通っていた。

その頃から開業しようと思っていたが、ホームページを作製し、

こうやってクリスマスにブログを書くとは思ってもみなかったなぁ~~~。

皆さーん! メリー・クリスマス!!!

 

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