コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

私の相棒、お灸の道具たち…その2

 

これはお灸に使うモグサ。

何から出来ているかご存知ですか?

原料はヨモギ。

ヨモギは菊科で、葉の裏に白い産毛のようなものが密集しています。

ヨモギの葉を乾燥させ、ふるいにかけて

白い産毛だけを取り出したのがモグサ。

採ってきた葉の5%くらいがモグサの原料になるそうです。

実はとーっても貴重なんですね。

 

 

昔ながらのお灸といえば、『点灸 てんきゅう』。

 

 

モグサを少し手のひらにのせ、

 

 

軽く両手でこすり合わせると、

 

 

円柱状のモグサの出来上がり!

 

 

左手の親指と人差し指でひねって、

 

 

さきっちょに出てきたモグサを

右手でつまみ、

 

 

ツボに置きます。

右側で光っているのは1円玉。

ひねったモグサは米粒の半分ぐらいの大きさ。

 

 

学生の時に使った練習台の上で、

お灸専用のやや太めの線香を使い、モグサの先端に点火!

 

 

『灸点紙 きゅうてんし』というシールをツボの上に貼ると、

お灸の跡が残りません。

 

 

この点灸の写真を撮っていたら、思い出したことがあります。

体の横(側面?脇?)の部位にモグサをのせるのは難しい!

体の横の皮膚にも、ささっとお灸ができるようになりたい!

 

 

学生時代、台所からボウルを持ってきて、練習したなぁ~。

懐かしい…。

まだご紹介したいお灸の方法があります!

次回もお灸の話を書きま~す。 よろしくで~す!

 

私の相棒、お灸の道具たち…その1

しんしんと寒いですなぁ~。

この時期は、お灸が大活躍です。

一口に『お灸』といっても種類はたーくさん。

以前、えーっと、2011年1月31日に『お灸アラカルト』というタイトルで、

『点灸』 『間接灸』 『棒灸』 『箱灸』 『台座灸』 『灸頭鍼 きゅうとうしん』

について、ご紹介しました。

(よかったら、読んでみてください。)

 

 

今日は、新しい仲間をご紹介!

『塩灸 しおきゅう』です。

本来は、ツボの上に塩を盛り、

その上にモグサをのせてお灸をするのが『塩灸』。

おへその真ん中に『神闕 しんけつ』というツボがあり、

そこに塩灸をすると、ほんわかほんわかおなかが温まります。

おへその中まで塩が入り、後片付けが大変だけど…。

 

 

1人でモデル兼カメラマンをするのは大変でーす!

1人でおへそへのお灸写真は撮れないので、

手のひらの上となりました。

この写真のように手のひらに塩灸をすることはありませんが、

イメージは伝わりましたか?

ハハハハハッー!

 

 

その塩灸の応用が鍼灸本に載っていました。

塩を袋に入れて、電子レンジで温めて使います。

意外と保温効果が高い!

風邪ひきさんなど、お灸(モグサ)の煙にせきこむ方のために

使い始めました。

コンパクトで、足の裏やお尻など、

いろいろな部位を温めることができるので、重宝しています。

 

 

もう1つご紹介。

煙の少ない棒灸。 炭でできています。

端に火をつけ、皮膚から数センチ離して使うので、

熱くありません。

 

 

写真奥にある、一般の棒灸は、

モグサを和紙でタバコのように包んでいます。

広範囲に温め、操作が簡単!

ご自宅で使っている方がいますが、

じっくり温めるとかなり煙が出ます。

写真手前の、炭でできた棒灸は、

煙がほとんど出ません。

 

 

中国から伝わったお灸。

江戸時代には、日本全国で庶民に親しまれたそうです。

浮世絵にも描かれていますね。

日本人にしっくり合う治療方法ではないでしょうか。

次回もお灸の話をしたいと思います。

おつきあい下さい!

 

手の腱鞘炎の鍼灸レシピ

皆さんは今、パソコンや携帯電話を使って、

コトーのブログを見て頂いているわけですが、

それらを手で操作するにあたって、どれくらいの関節を

動かしていると思いますか。

じゃ~ん!

これは、鎖骨、肩甲骨、腕の3つの骨、手の骨です。

見づらくて申し訳ありませんが、赤丸がすべて関節です。

27の関節があります。

その関節一つひとつを動かすための筋肉も

いーっぱいあります。

筋肉は動かす時だけ働くと思われがちですが、

座位の姿勢を保つ時にも働きます。

上から下へかかっている重力に屈することなく、

私たちは座ったり立っているからです。

               *

パソコンや携帯電話を長時間操作していると、

指だけでなく、腕や肩、首もコチコチになりますよね。

実際動いているのは指ですが、

座位の姿勢を保とうと、背中、おなか、首、肩など

いろ~んな部位の筋肉が踏ん張っています。

従って、手の腱鞘炎になった時に鍼やお灸をするのは、

痛めている部位だけではありません。

私は、先ほどの関節や筋肉の動きをチェックして、

鍼灸治療の内容を決めます。

                *

また登場させてしまった下手な絵。

これは、『手の陽明大腸経 ようめい・だいちょうけい』という経絡。

その上にのっているツボの名前を書いています。

ツボに鍼やお灸をして、経絡の流れを良くすることによって、

症状を改善するわけですが、

この経絡のツボは手の腱鞘炎の鍼灸によく用います。

この経絡が指、手首、肘、肩の関節までまたがっていることが

重要だと思います。

それは、手の指の動きにそれらの関節も関係しているからです。

               *

手を使いすぎて炎症を起こした腱鞘。

治療は、まず安静第一ですが、

仕事や赤ちゃんの育児などで痛めてしまった場合、

それらを休めませんよね。

手の治療の難しさは、そこにあると思います。

そうなると、

手を痛めてしまう場面で、手の負担のかかりにくい工夫が必要です。

仕事などをする時の姿勢、動作のチェック。

デスクワークの場合、机と椅子の高さのバランス調整。

痛めている筋肉や腱鞘をサポートするテーピングや装具の使用。

ストレッチング、などなど。

また、日常生活でも、いかに手の負担を減らすか。

大切なことだと思います。

               *

前々から手への鍼灸の話は難しいだろうなぁ…と思っていましたが、

下書きの途中で止まってしまうほど、やはり難しかった!!

うまく伝わったかな???

難しい話につきあっていただき、ありがとうございました。

コトーの鍼灸スタイル~余力

せっかくの休みなんだから何かしよう…。

いろいろと計画を立て、じっとしていることがない…。

こればっかりはいくつになっても変わらない…。

この年末年始もバタバタしていたような…。

               *

仕事中は、自分の持っている技術と知識を最大限に出し切ろう!と集中する。

プライベイトでものめり込んで集中する。

そんなコトーに不可欠なのが『余力』。

もう20年以上前になりますが、何かにつまずいて倒れそうになり、

とっさに壁に片手をついたら、手首を捻挫。

なかなか治らず、整形外科に行くと、

「あなたは仕事をするだけの体力しかないから、

本来なら捻挫をしない場面で捻挫をするんです。

プラス・アルファの体力をつけなさい。」

医師にそう言われました。

リハビリの仕事をしていたので、納得!

それでは、そのプラス・アルファの体力というか余力を

どうつけるか…。

               *

当鍼灸院に来られる方も全力投球の方ばかり。

気づけば心も体も心底疲れきっている。

そんな時は、「無理をしないで」 「ほどほどにがんばって」と

声を掛けます。

鍼灸治療で心も体も復活してくると、

全力投球したい!という気持ちがむくむく沸いてくる。

そんな時は、「踏ん張ってきて! 後のフロォーは私がするから!」と

声を掛けます。

もちろん、ちょとしたストレスを跳ね除けるくらいの体力がついているから

言えるのですが…。

その後、鍼灸治療に来られた時の目の輝き。

行動を起こしたことへの満足感は、疲れきって折れそうになっていた

心と体に自信をよみがえらせる…。

               *

心と体の声に耳を傾け、調子がよければ普段の自分よりもパワーを使う。

(調子がいまいちな時にもそんなことをするとヘロヘロになってしまうから、

その見極めが難しい!)

『余力』ってその積み重ねでしか生まれないような気がする…。

齢を重ねるとともに落ちていく体力に、『余力』つける。

コトーが直面していることでーす!

コトーの鍼灸スタイル~ひらめきの神様

中学生の頃、苦手な科目の試験で高得点を取ったことがありました。

試験勉強は毎回一夜漬け。

実力でないことは確か。

ひらめきの神様が私の頭の中に降りてきて、感が冴えたんだなぁ…。

そう思えました。

それ以降、たまーにこの神様は顔を出してくれて、

自分なりの高得点を取ることができました。

*          *

社会人になってリハビリの仕事をし始めてからは、

これらの道具を使うときに神様は現れました。

運動機能にハンディのある方の自助具は

市販の物では対応できないこともありました。

こんなのがあったらいいなぁ…と思い浮かぶと、

ひらめきの神様は力を貸してくれ、

材料や設計図もパッパッパッと浮かんできます。

そうしたら作りたくてしょうがない。

合板を使った子供用の椅子とテーブル。

厚めのダンボール素材の板を使った子供用の座椅子。

イレクター(鉄パイプにブラスチックがコーティングされ、

たくさんの種類のジョイントがあり、いろんな形に組み立てられる。)

を使った赤ちゃん用と大人用の歩行器。

いろいろ作ってきました。

そんな訳で20代の乙女?の頃から、

自宅にはのこぎり、金槌、ペンチなどなど日曜大工用品が揃っていました。

*          *

鍼灸師になってからも、ときどきひらめきの神様は登場してくれます。

今日Aさんにはこんな鍼灸治療をしよう!と想い描いていても、

Aさんの体の変化に触れると、ぱっと別の治療方法が浮かぶことがあります。

この神様って『第6感』のことでしょうか。

神様の言うとおりにしてうまくいかなかったことは1度もありません。

絶大な信頼があります。

*          *

日々生活をしていると、

『今日、傘を持っていくか』と言った小さな事から、

人生を変える大きな事まで決断することは多いですよね。

選択肢があって決断するよりも、自分で考えを導き出し決断するほうが

はるかに難しい時もあります。

必死に答えを出しても、なんか腑に落ちない…。

そんな時、時間がゆるせばひらめきの神様が降りてくるのを

漠然と待ちます。

未だにこの神様の登場を自分ではコントロールできず、待つのみ!!!

まったく別のことをしている時に神様がひょっこり現れることが多く、

今までの自分では発想できなかったことも思いつくので、

この神様はとっても面白い!

ちなみに、このブログを書いている最中、神様は現れませんでした。

あしからずぅ~。