コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

中年コトー、暮らし方を考える!丁寧に味わい深く生きるには…①

就職と同時に一人暮らしを始め、

仕事、仕事関係の勉強会、家事、習い事、サークル活動…と、

取り組むことが一気に増えた。

1日が36時間あったら、もっといろんなことができるし、

ぐっすり眠る時間がとれるのに…。

スケジュール帳を見ながら、そんなことを思っていた。

 

 

自営業(鍼灸院)を始めたら、取り組むことが更に増えた。

『今、取りかかること』。

『急ぎではないがやること』。

『いつの日かやりたいこと』。

取り組むことを3つに分類し、実行する優先順位をつけた。

実際にできることは、『今、取りかかること』と

『急ぎではないがやること』の一部。

『いつの日かやりたいこと』はプライベイトなことが大部分を占め、

ずーっと先送りのまま…。

 

 

仕事はやりがいがあるし、楽しい。

でも、人生のすべてではないはず。

『やること』をこなしつつ、

『やってみたいこと』に着手するにはどうしたらいいか。

時間に追われると煩雑になりやすい。

『時間に制約があること』はあるものの、

時間に追われないことが必須条件。

 

 

体力、筋力、思考能力、気力…、

あらゆる面で若いときとは違う。

手がけることの数、量、スピードも配慮がいる。

 

 

『自分ですること』。

『自分でやってみたいが、人に頼めること』。

『やらないこと』。

取り組むことをこの3つに分類し、実行…。

 

 

自分で何でもやってみたい性分だが、

人(専門家)に頼むと、丁寧に手早く仕上がり、

なかなか着手できないことが

自分にとってストレスになっていたことに気づく。

 

 

『やらないこと』の決断は難しい。

でも、心の外にポイッと出すと、気持ちが軽くなり、

「なーんだ、なくてもいいんだ」と思ったりする。

 

 

そうやって、取り組むことを絞りに絞り込んで減らすと、

ちょっぴり行動しやすくなり、

自分が本当はどんなふうに生きたいか、見えてくる。

 

 

『時間や内容に制約をつけて取り組むこと』。

『そうでないこと』。

『やること』をこの2つにも分類している。

 

 

このブログを毎日書いていた時期があった。

日々の些細なことなどを書くことはできたが、

熟考して書く時間はない。

いい歳をして、上っ面なことしか書けない自分が嫌になり、

毎日書くことを辞めた。

 

 

今回、このテーマでブログを書こう!と思い立ったが、

テーマが難しすぎて、筆が運ばず、

テーマを替えようかとも思った。

でも、このテーマは自分にとって重要なこと。

考えがまとまるまで、時間を置くことにした。

思いめぐらし、いざ下書きをし始めると、

思い描いた内容と異なる文面になった。

でも、何かひっかかる…。

一日置いて、書き直した。

 

 

『時間や内容に制約をつけること』を

『そうでもないこと』にシフトすると、

自由度が広がる分、熟考でき、

思いがけない発想や行動に結びつくことがある。

 

 

家事やプライベイトなことも極力制限をつけず、

仕事が立て込めば縮小し、

ゆとりがあれば、じっくり家事をしたり、

プライベイトなことをどーんとスケジュールに入れる。

 

 

年代によって、環境も立場も体も心も変わる。

取り組むことを分類→実行→分類→実行…………………。

その繰り返しが、丁寧に味わい深く生きることになるのかな…。

 

 

 

 

春近し。

新しいことにチャレンジしたくなるよねぇ…。

 

ブラボーな音楽①~ハモっちゃう?!?

 

最近購入した、お気に入りのCD。

AHMIRの「The Covers Collection」。

映画音楽など耳馴染みの曲が、4人のハーモニーで奏でられ、

極寒のこの季節だって、ほんわか温かい気持ちに満たされる。

 

 

手持ちのものは、ハモるCDが多い。

中学・高校とコーラス部に所属し、

自分自身がハモっていたからかな…。

合唱コンクールや文化祭に向けて、

気持ちを1つにして歌いきるのが心地よかった。

 

 

もっとさかのぼると…、

幼稚園生のときに通っていた音楽教室で

ハモる楽しさを知ったんだと思う。

あの頃はトイレや浴室ででたらめな歌を歌いまくっていたから、

歌うこと自体好きだったんだなぁ…。

 

 

 

 

クマのプーさんのCDケース。

中国留学中、留学生対象の中国語専門学校で忘年会があり、

ビンゴ大会で当たった。

忘年会ではクラスや有志で出し物を披露した。

中国語の劇や歌や得意のダンスなど。

自分たちのクラスは『友だち』という、

中国では超有名な曲を合唱することになった。

 

 

放課後、教室に集まり、担任の持参したCDデッキで練習した。

高校以来の感覚…。

クラスメイトの出身は、韓国、ベトナム、タイ、フィンランド、チェコ、ウクライナ、

中央アフリカ、サモア、ガーナ、イエメン。

こんなにたくさんの国の人たちとハモれるなんて、滅多にない。

留学中の楽しい思い出の1つになった。

 

 

 

 

中国語専門学校在学中の宿題ノート。

作文のお題は、『冬休みに何をして過ごした?』だったかな。

留学半年後の冬休み、1人で一時帰国したときの、

サバイバルな珍道中を書いた。

 

 

中国語をほとんど話せないし聞き取れないのに、

自分で旅券とホテルの手配をし帰るなんて、無謀だった。

タクシーを3台も乗り換えて、前泊するホテルへ。

南京空港近くのホテルを予約したつもりが、

空港まで車で1時間もかかる、温泉地のホテル…。

 

 

早朝5時半にホテルが用意した車に乗り込んで空港へ。

民家がほとんどない暗闇…。

冷えきった車内…。

心まで凍りそう…。

静けさに耐え切れなくなったのか、

ドライバーはラジオのスイッチを入れた。

聴こえてきたのは、日本のアカペラ・グループ、ゴスペラーズの『星屑の街』。

「大丈夫…」と繰り返す歌詞に、ほんのちょっと心に灯がともり、

「大丈夫…、大丈夫…、日本に帰れる…」、

自分に言い聞かせた。

 

 

この作文は先生に推薦され、文化祭で壁に貼られた。

その後、見知らぬ先生たちからも、

「大変だったね」と声を掛けられた。

時間のある方は、2010年8月に書いた中国留学思い出し日記

『満月の思い出 サバイバル編』をお読みください。

 

 

『作文』と『メロディー作り』って共通していると思う。

イントロがあって、サビがあって、エンディングがある。

書く文章も、声を出して読んだときに耳ごごちがいいメロディーラインにしたい。

ブログの下書きは何度も読み直して、ちょこちょこ書き換えているんだよぉ~。

 

 

このブログは発信するだけの一方通行だけど、読まれた皆さんが、

「そうそう」とか、「えー、違うよぉー」とか、「へぇ~」とか、「くすっ」とか、

いろいろハモってくれる…。

そんなふうに思ってる。

 

第2の故郷をザクッザクッ散歩

 

皆さま、

とっくに明けましておめでとうございます。

お正月はいかがでしたか?

コトーは、飛行機→モノレール→電車→新幹線→電車→車、と乗り継いで

 

 

 

 

 

新潟の豪雪地帯へ…。

人も車も滅多に通らない。

聴こえてくるのは、屋根に降り積もった雪が滑り落ちる音だけ…。

 

 

 

 

 

友人宅の2階から見る風景は、昔とまったく変わらない。

一面の銀世界。

 

 

 

 

 

2重窓だって、

部屋に2台の石油ストーブがついてたって、

コタツに入ってたって、

築100年以上のウチは寒い…。

友人が半纏(はんてん)を貸してくれた。

思い起こせば、雪がほとんど降らない実家でも、

子どもの頃は冬の室内が寒く、

半纏を着ていたなぁ…。

 

 

 

 

 

長靴を借りて、愛犬ナナちゃんの散歩についていった。

ザクッ、ザクッ、ザク。

新雪の上を歩くと、長靴が雪に沈み込む。

懐かしい感覚!

 

 

キーンとした冷たい空気は嫌いじゃない。

しかし、マスクをしても鼻水が止まらない。

息で眼鏡が曇る。

友人もナナちゃんも雪道に慣れ、トットコトコトコ先を行く。

 

 

ここは山の頂上。

コトーは山のふもとに住んでいた。

真冬の早朝は、除雪車の轟音(ごうおん)で目が覚める。

大通りは、中央分離帯からちょろちょろ水が流れ、

車道は積雪も凍結もしない。

ただ、歩道に水がたまるので長靴を履いていた。

住んでいたアパートの隣が大家さん宅。

とーても気に掛けられ、

畑で採れた野菜が玄関先にどさっと置いてあったなぁ…。

方言が強くて、会っても何をしゃべっているのかわからなかったけど…。

 

 

車の運転免許を取りたてだったが、

荒波の日本海沿いを走ったり、

山の新緑や紅葉も観に行ったなぁ…。

のろのろ運転で、後続車に迷惑をかけたけど…。

 

 

まだ20代のピチピチ・ギャルだったので、

地元のおじさんたちから飲みに誘われ、

「ただ酒が飲めるー!」とひょこひょこついていき、

日本酒が飲めるようになった。

 

 

秋にはキノコ採り名人と山に入り、

食べられるキノコと毒キノコの見分け方を教わった。

山の中でキノコ汁を作り、食べた。

格別な味だったなぁ…。

 

 

冬には地元のスキー場(八海山)にも連れて行ってもらった。

八海山のふもとには酒屋があり、

上等な八海山(日本酒)は、抱き合わせ(=別の酒と2本セット)で売っていた。

もちろん買って帰った。

 

 

ここでの出会いが、新たな出会いへと結びつき、

今の自分がある。

8年前に第3の故郷、福岡で鍼灸院を開設することになったきっかけを

1つ1つ思い起こしてみると、新潟にたどり着く。

この地は、自分にとってターニングポイントなんだなぁ…。

そんな場所から新年がスタートし、幸先(さいさき)がいい!

2018年。

地固めをしつつ、新たな事にもひるまずにチャレンジするぞ!

今年もよろしくです!

 

 

 

 

 

 

コトーの鍼灸スタイル~マンネリにおちいらないように…

仕事に限らず、何でもマニュアルがあると便利。

何も考えずに、すればいいから…。

間違いもない。

でも、そこからは何の変化も得にくい。

スキルアップもしにくい。

 

 

ヒトの体と心は十人十色。

症状だってまったく同じわけはない。

鍼灸治療にマニュアルは通用しにくい。

安易にツボを選んじゃいけない!

今日の患者さんの体調にしっかり効かせるツボと、

その中で一番大切なツボは何なのか。

どんな鍼やお灸の方法がベストなのか。

見極めることが大事だとコトーは思っている。

 

 

ー「調子はいかがですか」

患者さんが入ってくると、こんなふうに切り出す。

 

 

「〇〇が〇〇だった」

気になる症状が1ヶ所の方もいれば、

「〇〇が〇〇で、◇◇が◇◇で、△△が△△で……」

たくさんの不調を抱えている方もいる。

「調子はまあまあ」

気になることはなさそうな方もいる。

 

 

患者さんの言葉を手掛かりに、体に触れて確かめてみる。

ー「たしかに〇〇が〇〇になっていますね」

ー「今日は◇◇が◇◇になっていますね」

 

 

「そうそう、数日前◇◇して◇◇だったんです」

患者さんは忘れかけていたことを思い出す。

 

 

見て聞いて嗅いで触れて…。

五感を総動員して、効かせるツボと鍼灸治療を見出し、

治療しながら微調整していく。

 

 

常に探究心と集中力を働かせると、自分のエネルギーの消耗は激しいが、

実行した分だけ、『患者さんのとびきりの笑顔』という結果が得られる。

 

 

患者さんが玄関に入った瞬間から小さい変化も見逃さず、

『評価→問題点の洗い出し→治療計画→治療』を

コツコツと新鮮な感覚で続けよう!!!

最近、そんなことをよく思う。

それが自分のスキルアップにも結びつくから…。

 

 

ところで…。

コトーの生活の中で、まったくスキルアップしないのは、料理。

料理が好きではないので、いつまで経っても上達しないし、

メニュー・リストも広がらない…。

 

 

しかーし、いつの間にかコトーも中年になり、

いろーんな機能が衰えてきている。

自分の口から取り込んだものが、

自分の体とエネルギーになるわけだから、

『何を取り込むか』は健康維持に重要な課題となる!!!!!?

 

 

食材、調理、アンチエイジング、免疫、などなどの本をパラパラ読み、

出した結論は……………………、

『体にやさしい食材の栄養を十分に引き出す調理方法で、腹7~8分目に食べる』

『でも、たまには羽目を外そう!』

ということで、手始めにこれを買ってみた。

 

 

 

 

 

 

ごはん炊き用の南部鉄鍋。

たんに、一目ぼれして買っちゃった。

最初に野菜くずなどで炒めて、鍋に油膜を作らないといけない。

それが面倒くさくて、まだ使っていない。

購入して数ヶ月経つ気がする。

コトーの『料理への革命』なんて、この程度なんだなぁ…。

 

香りの世界をクンクン散歩!

 

北九州イノベーションギャラリーで開催中の

『香りのふしぎ展』に行ってきた。

 

 

これはコトーが描いた呼吸器。

鼻の働きは、空気を吸い込み酸素を肺へ送るだけでなく、

空気に混じった『におい』も感知する。

 

 

 

鼻の奥の上部にある嗅上皮(きゅうじょうひ)に、

嗅細胞が500万個集まっている!

嗅細胞で匂いの分子がとらえられ、電気信号化される。

その信号は大脳に送られ、脳は何の匂いか判断する。

 

 

 

ヒトは3000~1万種類の匂いを識別できるらしい。

わぁ~お!

さぁ、匂いの識別に挑戦!

 

 

 

 

 

手前にあるボトルのにおいをかぎ、

7つの食品と照らし合わせてみると…、

ぐふふふふっ。

『カレー』と『コーヒー』を間違えた!

う~ん、たった7種類の識別ができない……。

気を取り直して、次の体験コーナーへ…。

 

 

 

 

 

あっ、かおりちゃんがぶれちゃった。

口元に息を吹きかけると、口の匂いを測定してくれる。

口臭が強すぎて、かおりちゃんに「測定不能!」って言われたら、

チョー恥ずかしいなぁ…。

思いきり息を吹きかけられない…。

ぐふっふ。

結果は合格。

口の中の手入れが行き届いているらしい。

ほっほっほっと。

お次は…。

 

 

 

 

 

はなちゃんの鼻先に足の裏を近づけると、匂いを嗅ぎ分ける。

 

 

 

 

 

しっぽを振って喜んでくれた。

ほっほっほっっと…。

強い匂いだと、ゆっくり倒れるらしい…。

それも見たかったな。

 

 

 

 

 

香りのする名刺づくりコーナー。

リンゴの部分をこするとリンゴの香りがする。

あなただったら、どんな香りのする名刺がいい?

コトーはやはり、モグサの香りかな。

 

 

 

 

 

もぐさの原料はヨモギ。

ヨモギの葉を乾燥させ、ふるいにかけ、

葉の裏にある白い産毛だけをとったものが、上の画像。

産毛は葉の5%しかとれない。

最高級のモグサ。

香ばしい香りがする。

ヨモギ自体の香りは、それほどしない。

産毛に茎や葉が加わると、ヨモギの香りがしてくる。

 

 

 

お灸をするとリラックスするのは、

『温めて血行がよくなる』だけでなく、

『モグサが燃えるときの匂い』の力もある思う。

 

 

 

 

 

これはMAGNOLIA(モクレン)の香り袋。

洋服ダンスの中に入れている。

モクレンは、バラやユリのような強い香りではない。

バニラほどではないが、ほんのり甘い。

森林の木のような、さわやかさもある。

お気に入りの香りに包まれると、

優しい気持ちになれる…。

香りってふしぎ!