コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~頭の中のカメラ、稼働中!

コトーは、年をまたいで気になっていることがある。

 

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ブログに何度も登場している胡蝶蘭。

昨年の8月から3か月間、花が1輪咲き続け、

可愛らしかったなぁ~。

毎年花が終わると茎を根元から切っていたが、

昨年は茎をそのままにした。

 

 

花の左隣りに、花にならない小さなつぼみがあり、

この正体を知りたかった!!!

花が終わったら、そのつぼみは膨らみ、種が取れる?!?

ひそかな期待で毎日眺めていると、なっ、なんと!

 

 

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左折しながらにょきにょき伸びて茎となり、

 

 

今では…

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つぼみが3つ!

花が咲きそう!!!

 

 

一番小さなつぼみが、茎の先端の右側にある。

もし花にならなかったら、右折しながらニョキニョキ伸びて、

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こんなになっちゃうのぉ~~~???

 

 

数年後には…、

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こんなになっちゃうのぉ~~~~~~??????

コトーは小さい頃から空想するのが大好きで、

おばちゃんになった今でも変わらないなぁ…。

 

 

鍼灸治療中でも、先のことを想像する。

〇〇ツボに鍼をして、次に△△ツボに…、

その後◇◇ツボに…。

最後には、患者さんは心と体がこんなふうに回復して、

とびきりの笑顔で鍼灸院を後にする…。

そんな未来映像を頭の中で流しながら実践している。

 

 

ヒトの体は平面ではなく、立体。

頭の中のカメラをいろんなアングルから撮ると、

三次元をイメージしやすい。

時間的流れも把握しやすい。

 

 

映像化するのは1回の治療だけでなく、2回目、3回目と、

完治するまでの未来映像も頭の中で映し出す。

ときには、早送りしたり巻き戻して、今の治療がブレていないか、

見極める。

 

 

未来の映像はスイッチ1つで、

実際に行っている治療の映像に切り替わる。

ツボの取り方やお灸の仕方を指導するとき、

頭の中のカメラは、自分の前に置いてから回す。

つまり、患者さん目線にする。

どんな言葉や動作をしたら、患者さんにより伝わるか…。

カメラを回すと、アイデアが浮かびやすい。

 

 

コトーの前職は、理学療法士。

今でもストレッチ方法や、簡単な運動をアドバイスすることがある。

そんなとき、頭の中のカメラは、コトーの後ろに置いてから回す。

自分が非対称な運動をすると、それが相手に伝染する。

そうならないように、頭の中のカメラでチェックしている。

 

わぁーお、今日はとーっても抽象的な話になってしまった。

コトーのつぶやきとして、読み流してください。

胡蝶蘭の今後は、追ってご報告いたします!!!

 

コトーの鍼灸スタイル~信じられる?信じたい!信じる!!

症状によっては、鍼やお灸を開始しても

なかなか好転しないときがあります。

「悪化はしないが、よくなっている感じがしない…」

「このまま変わらない???」

患者さんは、そんな気持ちに押しつぶされそうになります。

 

 

このような経過をおう場合、あるときを境に好転することが多い。

「もう、何度もダメだ…と思った」

ポツリと言う患者さんの言葉が、ずしんとコトーの心に響きます。

 

 

鍼やお灸は、自己治癒力を高めて治す医学です。

どんな状況でも、患者さんが『自分の治る力』を信じ続けることが、

大切です。

コトーは治療経過を丁寧に説明することを心がけています。

 

 

コトー自身は、「もうダメだ…」と思ったことはありません。

症状によっては、西洋医学の検査や治療が必要なときもありますが、

それ以外では鍼灸の治療に限界はないと思っています。

 

 

仕事以外でも、いろんなことが立ちはだかりますが、

根を上げたことはありません。

もうちょっとやってみたら、何か打開策が見えてくるかも…。

まだ自分が気づいていないことがあるのかもしれない…。

自分の可能性を信じ続けます。

 

 

おまけの話。

幼稚園児か小学低学年生だった頃。

1人でショートケーキを食べていたら、

3歳年上の兄が、「つーば、つけた!」と

ショートケーキのクリームに人差し指をぐさり!

その頃、ケーキを食べられるのは、家族の誕生日とクリスマスだけ。

貴重な食べ物でした。

あなたが私の立場だったら、どうしますか?

クリームの部分だけ取り除いて食べますか?

コトーは泣きたい気持ちをこらえつつ、無言で、

ケーキを丸ごと、台所の三角コーナー(=生ごみ入れ)に捨てました。

この頃から弱音を吐く自分を認めなくなかったんですねぇ。

そうとうの負けず嫌い?

まあ、それが、『根を上げない』ことに役立っているかもしれません。

 

 

今年最後のブログも、しょーもない展開になりました。

あんな、こんな、ブログにおつきあいいただき、

本当に、ほんとうに、ホントーに、ありがとうございます。

2015年も皆様にとって素敵な1年になりますように!!!

 

 

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コトー、2014年を振り返る…

2014年1月1日~2日。

コトーは、ひたすら年賀状を書いていた。

年末にすべきことを年始にすると、

年が明けたー!という気がまったくしない…。

 

 

1月8日、仕事始め。

スケジュール帳をのぞくと、

3月まで休日返上の過密スケジュール。

この期間の口ぐせは、

「考えることが多くて、もう頭が回らない」だった。

時間にゆとりがあるほうが、じっくりと作業に取り組め、

効率がいいように思える。

しかし、時間にゆとりのないほうが集中し、

効率よく作業をこなせることに気づく。

 

 

6月3日。

お灸講座の講師を依頼され、

西日本リビング新聞社主催のお灸講座を行う。

院外でのお灸教室をしたい!

その念願がかない、心に残る一日となる。

 

 

7月29日と10月7日。

太宰府市いきいき情報センター主催のお灸講座の

講師をつとめる。

コトーの前職は理学療法士。

運動麻痺のある方に、体の使い方を指導してきた。

専門性の高いことをどのように体と言葉で表現したら、

患者さんに十分理解してもらえるか…。

コトーの永遠のテーマだった。

お灸講座でもその取り組み方は変わらない。

「お灸って、難しいものだと思っていました」

「ウチでもお灸をやってみます」

「今日は楽しかったです」

参加した方のそんな感想は、明日への活力となる…。

 

 

9月28日。

屋外イベントに初出展する。

お灸体験&お灸販売。

未知なことを企画し実践するのは、エネルギーがいる。

それでも毎年新しいことにチャレンジしている。

新しい出会い…。

試される自分の底力…。

新しい世界に踏み込むと、新しい発想が生まれることも

魅力の1つだ…。

 

 

12月14日。

当鍼灸院でのお灸教室を開催。

2010年4月からスタートし、66回目。

参加者は福岡市やその近郊の方が多い。

この日は長崎から来られた方がいた。

この教室のために前泊。

「きちんと勉強したいから来ました」

その言葉に、コトーは身が引き締まる思いだった。

 

 

12月19日。

このブログは2010年3月22日から開始した。

今日で456話となる。

 

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ルーズリーフの下書きは、3冊となった。

ブログを通して、あなたといつ出会ったのだろうか。

つたないコトーの文章を読んでいただき、

誠にありがとうございます!!!

今年一番思い出すブログは、『特集~腱鞘炎の話』1~5話。

プチ論文を書くつもりでのぞんだら収拾がつかなくなり、

筆が進まなかった。

理学療法士と鍼灸師の仕事に従事して約30年。

その経験がすべて糧となっている…。

難しいテーマのブログに取り組むと、そんなことに気づく。

 

 

今日も寒くなりそうです。

皆さん、風邪などひかないように気をつけてください。

雪が降っている地域の方は、雪の事故にも注意してくださいね。

 

仕事にまつわるエトセトラ…

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仕事場の前にある池は、清掃中。

冷たい池の中での作業。

きつい仕事だなぁ…。

心底冷えそう…。

帰りにお灸でもどお?

声を掛けたくなる。

 

 

コトーにはとてもできない仕事だが、

身につけている作業服にひかれる。

小さい頃から、つなぎの作業服や

大工のブカブカ・ズボンを着たかった。

もちろん家を建てる大工や左官の仕事にも興味津々!

 

 

高校2年生になり、

進路を考えるときには、そのことはすっかり忘れていた。

その年は世界障がい者年で、

世界各地の障害を持つ子供たちのドキュメント番組が多かった。

純粋な目をした、この子供たちに囲まれて仕事がしたい…。

どんな仕事がある?

 

 

理学療法士の養成校に通い、

3年後には重度障がい児者施設で

リハビリ(=運動療法)の仕事をしていた。

 

 

市販の椅子や日用品が使えない子供たちも多い。

木製や厚手ダンボール製の椅子、鉄パイプ製の歩行器、

布製のおもちゃ、スポーンやフォークの加工…。

職場の木工室でいろいろな物を作った。

間に合わないときは、休日に自宅でも取り組んだ。

 

 

 

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小型のこぎり、金槌、ペンチ、スパナ、ドライバー、六角レンチ、

くぎ、ボルト、ナット、ワッシャー、…。

いつの間にか、自宅には日曜大工の道具が揃っていた。

こんな物があったらいいな…。

その展開図と材料が頭の中に浮かんだら、作らずにはいられない。

 

 

脳出血などで半身運動麻痺となった方のリハビリもしていた。

退院間近に家屋チェックを行う。

自宅のトイレやふろ場、ベットなどに手すりが必要か…など

検討する。

カルテに見取り図を描く。

カタログの手すりを床から〇㎝のところに取り付ける。

工務店とも、具体的に話し合った。

やりがいのある仕事だった…。

 

 

あっ! まだあるかな~~~?

 

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当鍼灸院はマンションの一室にある。

開設前には施術室と待合室の見取り図を描いた。

だけだと思ったが、トイレや洗面所の見取り図も描いていた。

ハハハ~~~!

 

 

今年は屋外イベントに出展した。

ブース内の見取り図を描き、装飾品をコツコツ作製した。

学祭のノリで、わくわくしたなぁ…。

次回、屋外イベントに出展するときは、ブース内のレイアウトはこうしよう!

未來の見取り図も描いている。

ブハハハハ~~~!!!

 

 

家族や親せきに、建築の仕事をしている人はいない。

ただ、父方の祖父の祖父は、大工の棟梁だった。

この30年間の仕事を振り返ると、

「日曜大工が大好き!」というよりも、

「血が騒ぐ!」という言葉がぴったりする。

 

 

 

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小学生の図工の時間に、外壁を彫刻刀で彫り、色付けした木箱。

日曜大工の一歩は、ここから始まったのかもしれない。

未だに持ち続けている。

意識はしていないが、私にとっては特別な物なんだろうなぁ…。

 

心に染み入るアーティスト…

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30代の頃、よく聴いていた女性ボーカルの

BJÖRK(ビョーク)(写真左)と、

SHERYL CROW(シェリル・クロウ)(写真右)。

2人とも、たしか自分と同い年!

同じ環境や社会で育ってきたわけではないけれど、

同世代ならではの『共鳴する何か』があるのかな…。

2人ののびやかな歌声を聴きながら、

そんなことを漠然と思っていた。

 

 

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数年前に出会った、これらのエッセイ集。

著者は、松浦弥太郎氏。

『暮らしの手帳』の編集長と自分を比べるのはおこがましいが、

考えていることがとーても似ている。

自分が経験したことをいかに咀しゃくして、

いかに自分の糧とし、自分をより高めていくか…。

そんなスタンスが似ているのかもしれない。

松浦氏とも同い年!

 

彼がエッセイの中で、3つの宝物として挙げている本がある。

その中の1つが自分と同じだったので、びっくり!

 

 

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高村光太郎詩集。

私が高村氏を知ったのは中学生の頃。

国語の教科書に、高村氏の『レモン哀歌』という詩が載っていた。

選び抜かれた語彙が集まると、

短い文章である『詩』であっても、

情景がリアルに思い浮かび、思いも伝わるんだなぁ…。

 

ところで、皆さん! 秋の夜長に聴きたい音楽は何?

私は虫の音をバックコーラスに、

アコースティック・ギターの音色を楽しんでいる…。

手元には3枚のCDしかない。

虫の音を引き立てる楽曲を求めてCDショップへ…。

 

久しぶりで、目移りしちゃう!

あーっ! ニューアルバムが出たんだ!!

さっそく購入したのが、こちら。

 

 

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MANNISH BOYS(マニッシュ・ボーイズ)の

『Mu!  Mu! Mu! MANNISH BOYS!!!』(写真左)。

MANNISH BOYS は、斉藤和義氏と中村達也氏のユニット・バンド。

斉藤氏は、自分より1歳下。

中村氏は、同い年。

斉藤氏のギターと中村氏のドラムが冴えわたり、まじりあい、

サイコー!

ボーカルなしの曲が2曲入っていた。

『言葉』がなくても『思い』は響く…。

 

あっ!

このアルバムはバリバリのロック!

虫の音は、あっけなくかき消された…。