コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

ピラティスで肉体改造?!?

 

7月上旬からピラティスを習っています。

20世紀初め、ドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が考え出したエクササイズです。

 

8月上旬のある日…、

月1回メンテナンスで当鍼灸院に来られる方に言われました。

「あらっ? ちょっとやせたんじゃない?」

自分では全く自覚なし!

体重計に乗ってみると…、

ギャ~~~!!! 体重が増えている!

真夏は大量の汗をかき、新陳代謝が高くなるので、体脂肪は減っている…。

鍛えてもなかなか増えない筋肉量は???

おっ! 増えている。 すごい!

インストラクターは、

「インナー・マッスルを鍛えるので、マッチョマンな体にはならず、

引き締まりますよ~」って言っていた!

これって、ティラミス、いえいえピラティスのおかげ?

脂肪よりも筋肉のほうが重いので、体重がアップしたのかな…。

 

体重を測った翌日、

6㎏位あるボストンバックを持って、3~4時間歩き通しで、

「絶対腰が痛くなるよなぁ~」と思っていました。

ところが、翌日なんともない。

背筋だけでなく、腹筋もバランスよく働いていたってこと?

筋力がアップしたってこと?

 

そこから月日は流れ…、今月中旬、

カーペットの上でゴロゴロしていた時、

ピラティス教室の宿題を思い出しました。

仰向けからの、上体起こし。

頭の後ろで手を組んで、息を吐きながら頭を上げていくと、

あららら、できちゃった。

今まで、脚の反動をつけないと、上体を起こせませんでした。

腹筋の筋力がアップしたのかな。

背筋、特に腰の筋肉に柔軟性が出て、

背中が丸まりやすくなり、上体をすすっと起こせたのかな。

最近、ズボンが下にずり落ちやすくなったのは、

腰回りが引き締まったのかな。

 

だんだん暑さがやわらいで、汗がかきにくくなってきました。

これから私の新陳代謝は落ちる一方…。

引き締まった体はどうなるのか?!?!?

ピラティス教室の宿題をきちんとしようっと!

 

コトーの鍼灸スタイル~目指す先輩

20数年前の話。

理学療法士(リハビリ)になりたての頃、

週末の勉強会によく参加していました。

それは講義だったり、

運動麻痺のある方の治療をする実技だったり…。

その頃、実技の講師として定評のある大先輩がいました。

なんとなく私は苦手なタイプ。

もし、上司だったら、話さないだろうなぁ~って感じ。

それでもその先輩が、近くで実技の講師をされるときは、

必ず参加していました。

なぜなんだろう…。

自分でも不思議でたまりませんでした。

 

先輩の治療(=リハビリ)の仕方をそのまま自分がしてみても、

うまくいくとは限りません。

対象となる患者さんが違えば、

先輩と私とでは、体格も筋力も実力も違うから…。

では、先輩の治療の何にひかれるのか…。

 

「先輩の治療を見ていると、ずどーんと心に伝わってくることがある!」

ある時、そう気づきました。

「あー、先輩は最近、〇〇〇を重視して、治療に取り組んでいるんだ。」

私が先輩の治療に魅力を感じていたのは、

マンネリ化せず、常に新しい角度から治療していくスタイル!

大先輩であっても、向上心が強く、いつも高みを目指している。

 

「おっ!  コトーは、最近このような治療をするようになったんだ」。

言葉でなく、治療で伝えられる理学療法士になりたい!!!

いつしか、そう思うようになりました。

 

このブログを読んでくださっている皆さんは、

ブログやホームページに取り組んでいるのでしょうか。

私は自分が書いた原稿を読み返すのが恥ずかしい。

そこをこらえて、ホームページを読んでみると、

「今とは、ずれがあるなぁ…」と感じました。

患者さんが求めることに答えながら、

鍼灸師のコトーも、この鍼灸院も進化しているのかもかも?

「よしっ、この鍼灸院のことを適確にわかりやすく説明した

ホームページにしよう!」と、リニューアルしました。

お灸教室のページを追加し、

お灸教室ブログもスタート!

書くことがいっぱいでぇーす!!!

あれやこれや書いていたら、いつものブログの投稿が遅れました。

ご心配かけてすみません!

 

見た目は小さなホームページですが、私と同じでずっしり重い…。

リニューアルに手こずりました。

(自分でリニューアルしたわけではありませんが…、はははっー)

 

福岡市中央区大手門にある、インターネット・ステーションの、

入江さんと轟木さんにリニューアルしていただきました。

「悩んじゃって、デザインが遅くなりました。すみませーん。」

そう言われた時には、

「この小さな小さなホームページのことを真剣に考えてくれているんだなぁ…」

と、うれしくなりました。

コトーは、ホームページの知識がないくせに、注文が細かく、多い!

その1つ1つに耳を傾け、丁寧に取り組んでいただき、

感謝の気持ちでいっぱいです。

3人が力を合わせて取り組んだ、愛情たっぷりのホームページです。

ぜひご覧ください。

 

突然ですが、今このブログを読んでいただいているそこのあなた、

とびきりの笑顔をお願いします!

 

ハイ、チーズ!

皆さんにもお礼を申し上げます。

私は、このブログを書いているとき、

お会いしたことのない皆さんの顔を思い浮かべます。

「また、コトーがおかしなことを書いている!」とクスッと笑ったり、

「こんな考え方をするヤツもいるんだぁ~」と

ほほーっとか、へぇ~って顔をしたり…。

そう思い浮かべることが、ブログを続ける原動力になっています。

 

ブログのタイトルを『心と体に香るエッセンス…』にしました。

ふわふわふわ~~~んと、心地よい香りとしてのエッセンスを伝えたい!

そして、日々感じたことから本質としてのエッセンスを伝えたい!

ブログも進化していきますよぉー。

(なんちゃってぇ~)

これからもよろしくお願いいたします。

コトーの鍼灸スタイル~発想の転換

ある目標をかかげた時に、皆さんはどのように計画を立てて、

その目標を達成しますか?

その目標が高みにあればあるほど、細かいステップを計画し、

1つ1つクリアしてかないと、目標にはたどり着けない…。

その目標が経験したことであれば、すぐ計画も立てやすいが、

未知なものだと、いろいろな情報を得ないと計画は立てられない…。

目標を最短距離で達成するため、計画を実行していく途中で、計画を見直し調整していく…。

『人様の体を治す』という目標のために、私は日々こんなことを考えながら、

鍼灸治療をしています。

 

『問診(=評価)→問題点の抽出→治療計画の作成→治療→再評価』

個々の患者さんに対して、これらを繰り返しています。

この過程で治療計画の方向を転換することもあります。

ある治療計画に縛られていては、目標を最短距離では達成できません。

 

この『ある物事に縛られない』ためには、『頭の柔軟性が必要だなぁ…』と常々思います。

齢と共に(?)、脳細胞が灰色にくすんできた私にとって、柔軟な頭を維持するのは大変!

治療場面以外でも固定観念にとらわれず、

いろいろな角度から物事を見、行動したいと思っています。

…が!

実はこれって難しい?!?

 

 

今年の4月からお灸教室を当鍼灸院で始めました。

普段は、

こんな待合室。

 

お灸教室のときには

こんなふうにプチ模様替え。

 

襖を取り外し、ソファーを移動させるので、朝の掃除の手順が普段と変わります。

『いつもの掃除のルートの最後の部屋』から掃除がスタート!

これって、

ボーッとしていると、いつもの通りにしがちで、

「あーっ、そんなことしたら2度手間になるでしょっ!」と

自分に怒ったりして…。

「灰色の脳細胞!しっかりしてくれぇ~!」と自分に言いたい!

いまだに頭の中で考えながら、掃除をしています。

 

日々何気なくしている行動も、やり方をちょっと変えるだけで、

とっても新鮮になり、頭の柔軟性に繋がるかな…。

今年は4月からお灸教室を始め、7月からピラティス教室に通っています。

新しいことをするのはエネルギーがいりますが、

新しい発見も多く、これも頭の柔軟性に繋がるかな…。

お灸教室ミーティング・ノート~塩灸っていいかも…

今年の4月から始めたお灸教室。

毎月、第2火曜日と第3日曜日に開催しています。

同じことを淡々と繰り返すことが苦手な私は、

お灸教室でも何か変化球を入れたくなる。

今月のお灸教室のテーマは、『腰痛』。

腰に自分でお灸をするのは難しいので、

今回初めて塩灸を取り入れました。

 

参加者のご協力を得て、今日11日(火)に開催したお灸教室をご紹介。

塩灸をご自分で作ることからスタート!

 

不織布のパックに塩を入れ、

 

こんなふうに包む。

 

ラップをして、

 

電子レンジでチン!

塩がかなり熱くなることもあり、2枚のハンドタオルで塩灸を挟み、

温度調節!

 

とーっても簡単に作れます。

今日は椅子に腰かけたまま、お尻の真ん中とおなかに、

下着とズボンで塩灸を挟むようにしました。

どこでも温められるのがいいですね。

ぬくぬくと温かいです…。

 

今日は、ぎっくり腰など強い腰の痛みに用いるツボに

台座灸もしました。

 

腰腿点(ようたいてん)といいます。

手の甲に目玉が出来てかわいい…。

 

今月は16日(日)にも同じテーマでお灸教室を開催します。

(おっと、24時を過ぎ、今日は昨日になりました。)

塩灸に興味がある方、ぜひご参加ください。

教室の詳細は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧ください。

 

東洋医学と西洋医学の腰痛治療

東洋医学では、この世の中のすべての事物は『陰』と『陽』に分けられ、

両者は対立しあい、制約しあう…と、とらえています。

さて、ここで問題。

『上』は、『陰』でしょうか? 『陽』でしょうか?

『上』は、『陽』。 『下』は、『陰』。

『右』は?

『右』は、『陰』。 『左』は、『陽』。

『男性』は、『陽』。 『女性』は、『陰』。

(どうしてって、つっこまないように…)

 

体に張り巡らされている経絡(けいらく)もしかり!

陰の経絡と陽の経絡があります。

腰痛治療でよく用いられる、『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』。

この経絡の始まりは、目頭と鼻の間にあるツボ、『睛明 せいめい』。

おでこ→頭頂→後頭→うなじ→背骨の横→お尻の中央→太ももの後ろの中央

→膝裏→ふくらはぎの中央→外くるぶし。

そして、足の小指の外側にあるツボ、『至陰 しいん』で終わります。

すべての経絡の中で、一番長い!

この経絡の上にのっているツボは片側67個。

左右合わせて134個!

鍼灸治療では、この経絡の上にのっているツボを使って、

経絡の流れを良くして、腰痛を改善します。

 

 

 

これは、ツボ・モデルの背中。

背骨の外側の2本の黒線が、足太陽膀胱経。

このツボ・モデルは左しか経絡が描いてありませんが、

もちろん右側にも対称的に2本あります。

腰痛治療には、腰のツボを使いますが、

脚のツボもよく使います。

 

名前からしてわかるように、『陽』の経絡。

この経絡には、『陰』の経絡の相棒がいます。

『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』。

この経絡は、足の裏にあるツボ、『湧泉 ゆうせん』からスタート!

内くるぶし→膝の内側→太ももの内側→おなかの中央近く→胸の中央近く。

そして、鎖骨内側の下にあるツボ、『兪府 ゆふ』で終わります。

この経絡の上にのっているツボは片側27個。

左右合わせて、54個。

 

 

 

これは、ツボ・モデルの胸からおなか。

胴体中央の外側の黒線が、足少陰腎経。

先ほどの『足太陽膀胱経』とは、表と裏の同じ位置にあたります。

 

これらの『陰』と『陽』の経絡のバランスを整えることが、

東洋医学では重要となります。

 

 

私は、鍼灸師になる前は、理学療法士(リハビリ)をしていました。

西洋医学で腰痛を治すとなると…、

骨、筋肉、神経の状態の把握が重要となります。

リハビリ(=運動療法)で、アプローチできるのは筋肉。

痛んでいる腰の筋肉を温めたり、

ストレッチングで柔軟性を出し、

筋力をつけていく…。

このとき、『背筋』の相棒の『腹筋』のフォローも大事!

腰を痛める原因の1つは、背筋と腹筋のアンバランス。

腹筋が弱く、背筋(特に腰)ばかり働かせてしまうので、腰痛に…。

 

腹筋に力を入れながら、背筋を少しずつ緩めることにより、

私たちは滑らかに上体を曲げることができます。

反対に、上体をゆっくりと反らせるときは、

背筋を少しずつ縮めて力を入れ、

腹筋を少しずつ伸ばして力を緩めていきます。

表(腹筋)と裏(背筋)が協調して動けることが

腰痛治療の大事なポイントになります。

 

 

こんな見方をすると、

東洋医学と西洋医学って共通点があると思いませんか?

今月のお灸教室のテーマは、『腰痛』。

テキストを作りながら、こんなことを考えていました。

 

腰に自分でお灸をするのは難しいですね。

お灸教室では、モグサではなく、塩を使った塩灸もします。

パックの中に塩を入れて、電子レンジで温めます。

火を使わないので、腰に自分でしても安全です。

作り方は簡単なので、参加者の方と一緒に塩灸を作ります。

9月11日(火)と16日(日)に開催します。

興味のある方はどうぞご参加ください。

詳細は左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧ください。

 

またまた、長いブログにつきあっていただきありがとうございました。

専門的すぎて、難しかったかなぁ~。

もうちょっとわかりやすく書けるように、修行しまーす!