コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

文通友だち、いますか?

20代の頃は、30代に憧れていました。

30代って、仕事もプライベイトも経験豊富で、

人生を楽しんでいるように見えたから…。

 

20代後半に、初めて年上の友だちができました。

8歳年上です。

一緒に遊びに行っても、飲みに行っても、

同世代の友だちとは会話の中身が違う。

とっても新鮮!

ますます、「30代っていいな~」と思いました。

 

やがて私は引っ越し、

あっという間に20年が経ちました。

その間、会ったのは2回?3回?

「友だち、元気にしているかな…」と思うと、手紙を書きます。

 

私は、小学生の頃から文通友だちがいました。

その頃も、手紙を書くのが楽しかったなぁ~。

切手収集が趣味でもありました。

どの切手を貼ろうか選ぶのも楽しいものです。

今でも、郵便局に行くと、必ず記念切手をチェックします。

「これ、欲しーい!」と思っても、

ストックがたくさんあることを思い出し、

あきらめることが多いですが…。

 

今では、

 

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こんなふうに、裏面に自分で撮った写真をプリントして、

オリジナルの絵ハガキを作ったりもします。

パソコン操作が大の苦手だった私が、

こんなことができるようになるなんて信じられません!!!!!

 

先日、農業をしている年上の友だちに、

エールを送る『残暑見舞い』を書きました。

翌朝、その友だちから収穫中の有機枝豆が届いたので、ピックリ!

以前、友だちが言っていたことを思い出しました。

「ヨシコに手紙を書こうとすると、必ずヨシコから手紙が来る。

同時期に同じことを思っているって、スゴイよね!?」

 

 

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枝豆、サイコー!!!

 

コトーの鍼灸スタイル~調子がいいから調子にのっちゃう!?!

長期間、体調を崩していると、何をするにも慎重になります。

「友だちと旅行に行きたいけれど、バスで移動中に腰が痛くなりそう…。

身動きが取れなくなったら、友達に迷惑が掛かるから、

旅行に行くのはやめよう…」

気持ちも行動も消極的になります。

 

しかし、ヒトって不思議。

「腰の調子がいいから、ソファーやタンスなどを動かして、

部屋の模様替えをしたんです。

そのときはどうもなかったのに、翌朝になったら腰がパキパキで…」

体調がよくなり始めると、たくさん動きすぎて、

体調がちょっと逆戻りすることがあります。

それは体にとっては痛手ですが、

気持ちも行動も積極的になり始めたってことですよね。

「やりたい!」と思っていたことが、「できた!」喜びは、

次のステップになります。

 

「調子を崩したら、私が鍼とお灸でフォローするから、

思いきりやってみて!」

患者さんの気持ちを後押しすることもあります。

ヒトの体や心は少しずつでも負荷がかかると、

体力、筋力、エネルギー、精神力、気力などがアップします。

体調が逆戻りしそうなときに駆け込める治療院が身近にあれば、

「ついつい調子にのっちゃう!」こともありかな…と思います。

 

 

本来、『調子に乗る』とは、

『おだてられたりもちあげられたりして、

いい気になって物事を行う』ことだそうですが、

私の絵画がそのものズバリ!

ブログを読んでいる方に、「絵がいいですね」などと言われると、

「下手なのに描き続けていい?」と思いこんじゃう!

 

自分の中の傑作がこれ。

 

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2012年3月26日のブログに載せた絵。

何だか分かりますか?

 

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クッピー・ラムネのパッケージです。

ここまで下手に描けるのは私だけだ!と、お気に入りの作品です。

 

 

ところで、私はどんどん転調する楽曲が好きです。

ブログでも、1つのテーマで話がどんどん展開するものを書きたい!

そんなことをひそかに思っています。

この2012年3月26日のブログは、

『寄り道、道草』をテーマに話が展開しています。

はたから見たら、たいした内容ではないと思いますが、

私の中では、このブログを超えるものがまだ書けません…。

もう2年経っちゃったなぁ~。

 

ぎっくり腰の鍼灸治療とセルフ・ケア~その2

前回のブログで『ぎっくり腰の鍼灸治療』をご紹介しました。

今日は、『ぎっくり腰のセルフ・ケア』について書いてみまーす!

 

 

①3日間の安静!

動きが制限されるほど腰が痛いということは、

そうとう腰の筋肉が痛んでいます。

座ったり立っていると腰の筋肉が働くので、

痛みが悪化したり長引きます。

横になると腰の筋肉が働きにくいので、治りが早まります。

何度もぎっくり腰を起こしたことのある私としては、

最低でも3日間の休養をおすすめします。

 

②横向きに寝よう!

あおむけに寝ると腰が反って、より痛くなることがあります。

横向きになり、腰と膝を曲げて体を丸めたほうが、

腰の筋肉が緩んで楽になります。

 

③最初は温めない!

腰の筋肉が炎症を起こしているので、

痛めた直後は温めないようにしましょう。

当日の入浴は避けたほうがいいです。

どうしても入りたいときは、シャワーだけですませましょう。

 

④動くときはコルセットをしよう!

腰が痛くても仕事や家事が休めないときは、コルセットをしましょう。

コルセットをすることによって、腰の筋肉の負担が減ります。

コルセットは痛む部位を覆うぐらいの高さがほしいですね。

 

⑤痛みが改善してきたら、ほどよい運動とストレッチをしよう!

無理のない運動は、『散歩』です。

できるだけ何も持たずに、景色でも眺めながらゆったりと歩きましょう。

歩くと全身がほどよく動かされ、

カチコチの腰の筋肉もほぐれやすくなります。

散歩の後、ストレッチをすることもおすすめします。

 

 

ぎっくり腰は突然やってくるように思われがち。

しかーし、

自分で気づかないうちに、腰の筋肉が疲労し硬くなり、

「もう、耐えられませーん!」と腰の筋肉が訴えて、

動けないほどの痛みが生じます。

日頃からストレッチをしたり軽い運動をして、

腰の筋肉の柔軟性を出しておくことが、

ぎっくり腰の予防として大切ですね。

 

 

おまけの話、その1。

お灸講座の講師依頼があり、7月29日(火)に

太宰府市五条にある『太宰府市いきいき情報センター』へ行きました。

定員10名のところ3倍の申し込みがあり、

午前と午後の2回、講座をしました。

 

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ご自分でツボを取ってお灸をする場面では、

「ツボはこの位置であっていますか?」

「1日何回したらいいですか?」

「こんな症状に効くツボはありますか?」など

たくさんの質問がありました。

皆さん熱心で、

「自分の体を自分で治そう!健康を保とう!」という

意識の高さを感じました。

鍼灸院内でのお灸教室を初めて2年経ちました。

今年は外でもお灸講座をする機会があり、うれしい限りです。

お灸伝導師コトーは、今日も行く~~~!!!

 

 

おまけの話、その2。

前回のブログでご紹介した『胡蝶蘭』。

 

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花が咲きました!

1個だけど、かわいい!

横から見たら…、

 

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ずいぶん猫背だなぁ~。

育て主に似る?

おっと、気をつけないと!

 

ぎっくり腰の鍼灸治療とセルフ・ケア~その1

腰痛持ちさーん!

お気をつけください!

ぎっくり腰、急増中です!

 

重たい物を床から持ち上げたときに、腰に痛みが走り、

その後身動きができない…。

ぎっくり腰の一般的なイメージですよね。

 

最近治療に来られるぎっくり腰さんは、ちょっと違います。

「朝起きたら、腰が痛くて動けませんでした」

「起きたときは何ともなかったのに、朝食後に椅子から立ち上がったら

腰がぐぎっと痛くなりました」

「腰なんてぜんぜん痛くなかったのに、

部屋の片付けをしていたら、急に痛くなりました」

ぎっくり腰の原因が見当たりません。

 

筋肉はどうして痛くなるのか…。

長時間、同じ姿勢をとったり、肉体労働をして、

腰を支えている筋肉に負担がかかると、

筋肉は疲労して硬くなる

     ↓

筋肉の隣にある血管が圧迫され、血流が悪くなる

     ↓

(血管の中の血液が、体の細胞1つ1つに酸素を運んでいるので)

筋肉の細胞への酸素が不足する

     ↓

酸素不足が続くと、乳酸などの痛み物質が作られ、痛みが出てくる

     ↓

痛み物質の影響で筋肉がますます硬くなる

     ↓

痛みが慢性化する…

 

 

今年の梅雨は肌寒い日もありましたが、

どこでもガンガンに冷房が効いていました。

筋肉は冷えても硬くなります。

また、ここ数日間で急に暑くなり、

朝から室温29℃! 湿度70%!

湿気も腰痛に影響を与えるときがあります。

自分では気づかないうちに腰の筋肉が硬くなり、

ぎくっ!と痛めることもあるわけです。

 

ぎっくり腰におすすめなのは、鍼治療。

うつぶせになるのはきついので、

横向きで、背中・お尻・脚などに軽く鍼をします。

ぎっくり腰を起こした直後は、あまり動けないものですが、

早めに治療に来られたほうが、治りも早いです。

 

なかなか治らない頑固なぎっくり腰には、

当院では灸頭鍼(きゅうとうしん)をします。

 

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ツボに刺した鍼の先にモグサをつけて、お灸をします。

鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果!

ぎっくり腰がクセにならないように、しっかりと腰の筋肉をゆるめます。

 

私は鍼灸師になる前、理学療法士(リハビリ)の仕事をしていました。

肉体労働なので、何度もぎっくり腰になりました。

その体験も踏まえて、次回はぎっくり腰のセルフ・ケアをご紹介します。

よろしく~~~!

 

おまけの話。

例年よりも4か月遅れて花芽がでた胡蝶蘭。

今年は何個花が咲くかな~。

毎日花芽の成長を見ていましたが…、

がが~ん!

蕾は1個ついただけ。

 

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提灯(ちょうちん)みたい…。

 

コトーの鍼灸スタイル~奥深い治療家になりたい!

最近のマイ・ブームはこれ!

 

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ヘッドホーン。

これを耳にかけて音楽を聴くと、いろいろなことに気づきます。

えっ! この曲にこの楽器も入ってた?

へぇ~、右のヘッドホンからこの楽器、左からあの楽器を聴かせるんだぁ~。

ボーカルの声をこんなふうに加工してたんだ、ふう~ん…。

などなど。

作り手の思いが、ちょびっと伝わってきます。

平面でしかなかった音楽が、

ヘッドホンを用いると立体的になります。

おもしろい!

 

私たちが目にするものは平面ですが、

すべてのものが立体であり、

私たちは3次元の中で生活しています。

私は鍼灸治療をしているときに、

この『3次元』を頭に思い浮かべます。

 

例えば、『八髎 はちりょう』というツボ。

 

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お尻(骨盤)の中央にあります。

『上髎 じょうりょう』『次髎 じりょう』『中髎 ちゅうりょう』『下髎 げりょう』。

この4つのツボが左右にあり、合わせて8個あるので、『八髎』といいます。

婦人科の症状を治すときによく用います。

ツボにちょこんと鍼をすると、

鍼先に受ける抵抗感などが持ち手に伝わります。

その手ごたえで、ツボの奥の奥にある子宮や卵巣の状態を

把握します。

ちょちょちょちょんと鍼でツボを刺激したり、

しばらく鍼を置くことにより、

子宮や卵巣に働きかけます。

 

 

例えば、『手の親指の腱鞘炎』。

 

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いきなりグロテスクな絵ですみませーん。

手のひらの筋肉と腱鞘(緑色)です。

親指を動かす筋肉はたくさんあります。

腱鞘炎では、硬くなった筋肉1つ1つを

鍼やお灸でほぐします。

奥にある筋肉を鍼でほぐすときは、

左手で位置を確認しながら、右手でその方向へ鍼をすすめます。

もう3次元の世界です。

こんなふうに、立体的に体を見ながら、鍼やお灸をすることは、

とっても大事なことだと思います。

 

 

東洋医学では、『体と心は一体』と考えます。

体を元気にするには、心の元気も欠かせません。

先日、当院の利用者の方から、

「コトーさんって、仕事が楽しいでしょ?」と言われました。

私にとってはサイコーの賛辞です。

「いい仕事をしていますね」とか

「丁寧に仕事をしていますね」などと言われるよりも

何倍もうれしい!!!

人様を治療するという、責任の重い仕事ですが、

鍼やお灸は奥深く、本当に楽しい。

何気ない一言で、私はエネルギーをたくさんもらいました。

利用者の方の心にポッと明かりを灯せる声掛けが、自分もしたいです。

心も深い治療家になりたーい!