コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~エネルギー出力、何%?

皆さん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?

コトーは出先でお昼を食べようとしたら、どこも満席!

唯一行列のなかった、立ち食いそば屋に入りました。

食べることだけに集中し、話す人も、スマホを見る人もいない…。

この独特の雰囲気がいいなぁ~。

 

カウンターには60代と思われる女性店員が1人。

自動販売機で購入した、注文チケットを渡す。

奥の厨房から、そばの入ったどんぶりを受け取ると、

大なべの中からつゆを注ぎ、刻みネギなどをトッピングする。

小さな流しもあり、食べ終わったどんぶりもさささっと洗う。

混んでいても、あせっている感じがしない。

年季の入った、手際のよさ!

見ていて、とても気持ちがいい!!!

 

仕事が一区切りつきそうなところで声を掛けてみる。

彼女は嫌な顔もせず、物腰は柔らかい。

きっと…、

この方は、自分のエネルギーの使い方が上手に違いない!

 

あなたは、毎日どれくらいエネルギーを費やしますか?

当鍼灸院に初めて来られる方は、

毎日100%以上のエネルギーを使い、

もうヘトヘト…という方が多いです。

心と体がガラス細工のように繊細になっている時は、

鍼とお灸で、ちょっぴりエネルギーを補充します。

鍼やお灸は、自己治癒力を高めて症状を治す医学です。

少しずつ自己治癒力、抵抗力、体力がついてきます。

多少の、身体的・精神的ストレスがかかっても、

症状がぶり返さなくなる…。

それは、エネルギーを費やしても、まだ余力があるってことですね。

そばを食べながら、そんなことを考えていました。

 

 

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さぁ~て、お知らせです。

平成26年6月3日(火)に福岡市中央区にあるサンライトビル・会議室で、

お灸講座を開催予定です。

自分でするお灸の仕方をわかりやすくご指導いたします。

詳しくは、『当ホームページ・トップページ・お知らせ』をご覧ください。

福岡の情報誌『リビング福岡・5月10日号』と『シティリビング5月9日号』にも

情報が掲載されています。

お気軽にご参加ください!

一緒にお灸を楽しみましょう!!!

 

まだまだ続くよ、おまけの話。

皆さんは、そば屋に入ったら何を注文しますか?

コトーはとろろそばが多いかも。

とろろがそばの上にのっている時はいいけれど、

次第に、とろろがつゆにまざっていく…。

つゆを飲み切れば、とろろもすべて食べられるが、それはねえ…。

「とろろが、あとどれくらい残っているのかな」

毎回、後ろ髪をひかれる思いで、そば屋を後にする…。

 

よい姿勢の落とし穴…

コトーの鍼灸治療スタイルは、立位。

以前は低めの治療ベットを使っていたので中腰となり、

終業時間には腰がカチコチ!

しょっちゅう自分で腰に鍼とお灸をしていました。

今使っているのは、電動の昇降式治療ベット!

中腰にならないので、快適です!

 

当鍼灸院には、『痛み』に困り果てた方が来られます。

『痛み』を引き起こしている原因を見つけ、

それを改善しながら、鍼灸治療をすることが大切だと思っています。

 

今まで腰痛と無縁だった方が、

「2か月前から腰が痛い」

「日中は痛くない」

「寝ている時、寝返りを打つのがつらい」

「朝、起き上がる時も痛い」 ………と、

鍼灸治療に来られました。

 

日課となっている庭の草むしりが、

腰の負担になっているかもしれないので、

時間を短縮してもらいました。

腰周辺のストレッチも指導しました。

 

「朝、起き上がりは楽になった」

「夜中の寝返りは、腰が痛む」

「草むしりの時間を減らした」

「ストレッチやウォーキングはしているけれど…」

 

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当院で背中から脚にかけて、『灸頭鍼 きゅうとうしん』を行うと、

カチコチの腰が緩みましたが、治療に来るときには、

硬い腰に戻っていました。

??? なぜ…。

 

『痛み』には、たくさんの種類があります。

筋肉の痛み、神経の痛み、内臓からくる痛み、心因性の痛み…。

今回の痛みは、筋肉の痛みではない???

そんなことを思いながら、治療ベットに座ってもらいました。

そして、やっと腰痛を引き起こしている原因が分かりました。

『姿勢』です。

 

ちょうど2か月前から、座位、立位、歩行などあらゆる場面で

よい姿勢を保ち続けているそうです。

コトーは長年、理学療法士として運動や姿勢の指導をしましたが、

その姿勢は背中が反りすぎています。

日中、背筋が過緊張になっていたとは…。

 

このブログを読んでいる、あなたはどうですか?

姿勢はいいほうですか?

では、姿勢チェック、スタート!

何もつかまらずに、よい姿勢を10秒立ってください。

1、2、3、…10!

次に、壁に踵、お尻、肩甲骨、後頭部をつけてみてください。

1、2、3、…10!

壁に立つと、後ろに倒れる感じがした方は、

普段前かがみかもしれません。

お尻が壁につきにくい方は腰が反っているかも…。

 

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ツボ・モデル子ちゃん、登場!

先ほど、壁に立ってもらった時と同じ姿勢です。

横から見て、

耳たぶ→肩先→大転子(太ももの骨の頭)→膝蓋骨の後ろ

→外くるぶしの約2㎝前 が、一直線になります。

背骨の上にバランスよく頭が乗り、

骨盤の上にバランスよく背骨と頭が乗っています。

骨格のバランスがとれている…ということは、

全身の筋肉もバランスよく働いています。

腰の筋肉だけ過緊張となり痛みが出る…ということもありません。

 

手作業をしていると、前かがみになりがち!

ときどき壁にへばりつこう!

 

『疲れやすさ』と『だるさ』に鍼とお灸はいかが?

今年の春は気温差が激しいと思いませんか?

昨日は冷たい風が吹いたと思えば、

今日は日差しが痛い…。

三寒四温がずーっと続いている感じ。

 

ヒトは恒温(こうおん)動物なので、体温を常に一定に保とうとします。

外気温に影響されず、体温を保てるのは『自律神経』のおかげ。

最近のように、激しい気温差が続くと、

自律神経も負担となり、働きが乱れることがあります。

 

自律神経には『交感神経』と『副交感神経』があります。

交感神経は、日中活動しているときに働く神経です。

副交感神経は、夜間リラックスするのに働く神経です。

私たちの体の中では、無意識にこの2つの神経が切り替わっています。

 

自律神経の働きが乱れると、この切り替えがうまくいかなくなります。

日中、リラックスする副交感神経が働くとどうなるか…。

活動したいのに、体は休みモードで動きたくなーい!

体がだるく感じます。

 

ストレスなどで緊張状態が長く続いても、

『交感神経』と『副交感神経』の切り替えのタイミングがずれて、

だるーい!

疲れがとれなーい!

集中できなーい!

などと、不調が現れることもあります。

 

こんなときには、自律神経を整えるツボや、

体と心の緊張を和らげるツボ、

エネルギーを補給するツボに鍼やお灸をします。

鍼やお灸は、筋肉の痛みやコリだけに効くと思われがちですが、

心にも優しく働きかけます。

 

疲れやすさやだるさの原因は、自律神経の乱れだけでなく、

長時間の労働・スポーツ、冷え、睡眠不足などたくさんあります。

それだけ身近な症状ってことですね。

でも、いつまでも身近にいてほしくない!

そんな方には、自分でするお灸もお勧めです。

 

当院では、5月13日(火)と18日(日)に、

『疲れやすさ・だるさ』をテーマに、お灸教室を開催します。

初心者の方も大歓迎です。

お気軽にご参加ください。

詳しくは、『ホームページ・お灸教室のページ』をご覧ください。

 

おまけの話…。

博多駅前で、『九州バラ祭』をしていました。

私は、もうすぐ咲きそう!なバラが好きです。

 

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おいしそうなバラも見つけました!

 

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ん~、食べたい!

 

中国留学思い出し日記~怖いモノ

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「古藤さん、歩行街の花時計で、〇時に待ち合わせましょう」

中国人大学生が言った。

当日の待ち合わせ時刻に、携帯電話が鳴る。

「古藤さん、どうしたんですか?」

「何かあったんですか?」

心配そうな声…。

私は階段を駆け下りながら、

「ごめんなさい。まだ寮にいます。10分待ってください」

そう答えた。

あー、中国でもやってしまった…、遅刻…。

 

修行先の鍼灸院は午前8時半からだったが、

遅れたことはない。

中国語の専門学校は午前8時からだったが、

遅れたことはない。

日本にいる時、仕事に遅れたことはない。

プライベイトな待ち合わせになると、遅れてしまう。

なんでかなぁ~。

今でも、『待ち合わせ』と聞いただけで怖くなる…。

 

 

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小さい頃から、隙間の暗闇が怖い。

夜になると、留学生寮の部屋の窓を

カーテンでしっかりと隠さないと気が済まない。

今でも…、

トイレやお風呂場、押し入れなどの戸が閉め忘れ、

奥の暗闇が少しでも見えると大変!!!

向こうで何か怪物がうごめき…、

瞳がキラッと光り…、

目が合ってしまったら…、

ぎゃぁーーー!

妄想は続く…、続く…、続く…。

 

留学当初、鍼灸の勉強も中国語の勉強も思うようにはいかなかった。

「もう、八方ふさがりだ…」と何度も思った。

そんな時、ふっと空を見上げる。

「この空をずっとずっと左に行けば日本なんだ…」

「今眺めている満月は、日本で見ても同じなんだ…」

「ここにいることは特別なことではない」

「日本でもいろいろあったけれど、なんとかなった」

「今度もなんとかなる…」

悲劇のヒロインという思い込みから脱することができた。

マイナスの思い込みにどっぷりとつかる怖さを知った。

 

でも、この『思い込み』って、悪いヤツじゃない。

中国に1年も住んでいると、

「コトー、中国語が上手になったね」と言われるようになった。

「えっ?外国語の勉強って苦手だけれど、

私でも上達できる?できる?できた?」

そんな思い込みは、「もっと話そう!」という気持ちに繋がった。

 

留学中は、1つ1つの課題を達成することに精一杯で、

客観的に自分を見ることができなかった。

今振り返ると、いろいろ体験したことがすべて、

心の糧となっているんだなって思う。

 

コトーの鍼灸スタイル~気合だーっ!

日頃開けない戸棚の奥に、懐かしい物を見つけました。

 

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高校時代に使っていた定期入れ。

ビニール・コーティングの生地と、厚めのクリア・ファイルで作っています。

手縫いです。

三つ折りを開くと…、

 

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外側はこんな感じ。

定期券が2枚だったので、こんな形にしたんですね。

 

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内側はこんな感じ。

写真では分かりづらいですね。

 

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中央と左側にポケットを作っています。

気合の入った作品だなぁ…。

 

今もほそぼそと洋裁をしますが、

「ファスナー付けが面倒だから、スカートのウエスト部分はゴムにしよう」

「ブラウスはボタン穴を作るのが面倒だから、かぶりものにしよう」

などと、気合が入っていません。

 

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これは5年前に仕立てたもの。

洋裁本の中から、全体のラインと襟の部分と

2つの型紙を組み合わせて作りました。

仮合わせをして試着したら、

ダボダボした、締まりのないチェニック!

見るに堪えない…。

ウエスト部分を切り替えたら、引き締まる???

あ~~~、面倒くさい!

1週間葛藤し、結局、ダボダボ・チェニックを上下にカットして、

ギャザーのハイ・ウエストにして、つなぎ合わせました。

気を抜いて仕立てるつもりが、

かなり気合の入った1着となりました。

 

おっと、洋裁の話に熱が入ってしまった!

洋裁をしない方にはチンプンカンな内容でしたね。

失礼しました!

私は鍼灸師だった…。

鍼灸治療に臨むとき、患者さんの声と体の変化に耳を傾けます。

そして、頭をフルフル回転させて、

『体と心の状態を動かす』キーポイントのツボを見極めます。

鍼やお灸をするツボのことですね。

治療の一番最初に気合を入れる場面です。

 

仕事でも、プライベイトでも、

ここぞっ!という大事なタイミングに、スッと無意識に気合が入る…。

そんなふうになれたらいいな…。