コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~小さな小さな伝承

先日、看護師さんたちの前で、

東洋医学や鍼灸について話をする機会がありました。

医療従事者の方々に話をするのは初めて!

「それって医学的におかしいんじゃないですか?」などと

つっこまれたらどうしよぉ~!?!

ドキドキしながら話し始めたものの、

いつの間にか話に夢中になり、

あっという間に1時間半が過ぎました。

 

終了後、20代の看護師さんたちに感想を聞くと、

瞳をキラキラさせて、

「楽しかったです!」

「東洋医学って面白いですね」

「鍼灸を身近に感じました」

などと、答えてくれました。

彼女たちの心の中に、

『東洋医学』が住み始めたかな…。

 

日本の鍼灸の起源は、562年。

中国の僧侶が、仏典とともに鍼灸医学書を携えて

来朝したそうです。

607年には、聖徳太子が遣隋使を派遣し、

その後2世紀に渡って、中国の文化を輸入しました。

 

平安朝時代の鍼灸は、都の上層階級の方だけに

用いられたそうです。

江戸時代に入ると、お灸は伝統医学として

庶民に広く浸透しました。

浮世絵には、お灸をしている絵がありますよね。

日本の鍼灸も長い歴史があります。

 

話は変わり、みっちゃん再登場!

この日のみっちゃんは何を描こうか

ずいぶん悩んでいました。

やっと描きあげた作品がこれ!

 

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ママがうつぶせで腰に鍼を受けている絵だそうです。

ママが鍼を受けているのをじーっと見ているときに、

「みっちゃんにも鍼をしようか?」と聞くと、

みっちゃんは、「しない!」と即答します。

でも、ママが鍼やお灸で元気になることを、

みっちゃんは感じ取っているんですね。

 

みっちゃんの妹たまちゃんは、

私の似顔絵を描いてくれました。

「テープを持ってきたから、絵を貼りたい!」というので、

待合室の着替え収納ボックスに貼ってもらいました。

 

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すっごーい、たまちゃん!

きれいに貼れてる!

今春小学生になるみっちゃん、そして妹のたまちゃん。

2人の心の中に、鍼灸がちょびっと根付いたかな…。

 

オリンピックに思うツボ…

皆さーん!

オリンピックの中継を見ていますか?

コトー家にはテレビがないので、

ラジオで選手の活躍を聞いています。

 

福岡はほとんど雪が降りません。

皆さんの住む街はいかがですか?

冬のスポーツをしますか?

 

コトーは20代の頃、スキーにはまっていました。

スキー板にスキーブーツにスキーウェアを購入!

自分の足に合うように、ブーツを加工!

ブーツの中敷きをオーダーメイド!

気合も十分!

こんなにお金をかけているから、元を取らなきゃーっ!と、

毎週末スキーに行っていました。

 

連山のリフトを3本ぐらい乗り継いで、

上のほうから林道をゆったりゆったりと滑るのが好きでした。

一面の銀世界はすべてのものを浄化してくれます。

無心に滑っていました…。

 

『滑る』といえば、『滑肉門』。

ツボの名前です。

何と読むか分かりますか?

『カツニクモン』と言います。

すごいネーミングですよね。

 

このツボに鍼をすると、舌の硬さがとれて、

舌をなめらかに動かすことができるので、

この名前がついたそうです。

 

『舌』は東洋医学では、『滑利の肉』とも呼ばれています。

中国語では、『利』は『弁が立つ』という意味もあります。

『肉』は、『筋肉』のこと。

『舌』を、『流暢に話せるための筋肉』と表現しています。

 

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この赤いラインは、『足陽明胃経絡 あし・ようめい・いけい』

という経絡。

『滑肉門』は、この経絡の上にあります。

 

経絡は、体に張り巡らされた通路のようなものです。

エネルギーと栄養分を体全体に送っています。

『滑肉門』は、この経絡を通るエネルギーの門戸(出入口)

でもあり、『門』という漢字がついているんですね。

 

このツボはどこにあると思いますか?

舌ではありませんよ。

 

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おなかです。

『滑肉門』は、胃腸のトラブルを治すときに用いられます。

 

ツボの名前の由来を調べてみると、

ツボの効能や特徴を2~3個の漢字でうまく表現しているなぁ~

と、つくづく感心します。

古代の鍼灸師はセンスがいい!!!

 

年季の入ったクセ…

20代の私は、運動に障がいのある子供たちのリハビリ

(運動療法)をしていました。

あまり話せないまさこちゃんが、リハビリ中に

「よしっ!」「よしっ!」と言うようになりました。

なんでかなぁ~と思っていたら、

自分がしょっちゅう「よしっ!」と言っていることに気づきました。

私の口グセがまさこちゃんに移ったみたい…。

今朝、職場のトイレ掃除を終えた後、

「よしっ!」と私は言っていました。

この口グセは今も現役です!

 

リハビリの仕事って、患者さんの姿勢や動作の

分析がかかせません。

仕事をし始めたとき、これが難しかった…。

分析力を高めようと、仕事以外でも

人の姿勢や動き方を観察していました。

これがすっかりクセになりました。

例えば…、

友人と話しながら歩いているとします。

友人が左右差のある歩き方をしていることに気づくと、

私の脳は片隅で、

「どうして?」

「右の膝が伸びきらない?」

「右膝を曲げる筋肉が縮まっている?」など、

分析を始めます。

話しに熱が入ってきても、この思考グセも止まりません。

う~ん…。

 

一番年季の入ったクセは、書きグセかもしれません。

ブログに限らず、公文書でもなんでも、

気をつけていないと、話しかけちゃう!!!

社会人になって、このクセに気づきました。

いつから、こんな書き方になったのだろうか…。

思い当たるのは、これ!

 

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小学5・6年生のときの交換日記!

担任の玉山先生とは2年間!

私が朝、先生の机に日記を置くと、

先生は下校までに読んで、

ちょちょっと、赤ペンでコメントを書いてくれました。

なぜ始めたのか覚えていませんが、

毎日付き合って頂いた先生に感謝です!

クラスメイトのみゆきちゃんとも、卒業式の数か月前から

始めました。

相手に話しかける書き方は、このとき身についたのでしょう。

成人になっても文章力がアップしていないってこと?

ハハハハハァ~!

 

ツボの宇宙…

皆さんは北斗七星を見たことがありますか?

私は小学生の頃、習い事の帰り道に1回だけ

見たことがあります。

 

古代の中国人は北斗七星の第一星を天枢(てんすう)とし、

天にある星々をまとめる…と、考えていたそうです。

また、医学的には、ヒトの体を天地に見立て、

おへそから上を『天』、下を『地』としていました。

 

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おへその外側にある『天枢』というツボ。

天と地の境の要所にあるので、

この名前がつきました。

かっこいいネーミング!

ここに鍼やお灸をして、胃腸など消化器のトラブルを

治します。

 

夜道を歩いていると、視線を感じることがあります。

その方向を見ると、夜空を照らすお月さん。

おやおや、こんばんは!

 

『日月 じつげつ』というツボは胸の下、

わき腹の近くにあります。

太陽と月にちなんでつけられた名前だと

勘違いをしていました。

この名前の由来は、『明快』『明解』『明確』など

『はっきりとした』という意味を持つ『明』からきています。

お月さんとは関係がありません。

フェイントぉ~!

胸苦しいときなどに、このツボを使います。

 

冬の大三角形、オリオン座…。

小さい頃はよく眺めていました。

今は夜空が明るすぎて、なかなか見ることができません。

 

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『上星 じょうせい』というツボは、前髪の生え際の

上にあります。

『上』は高いところ。

『星』は夜空の星のこと。

古代の医学では、目は太陽・月・星に似ているとされ、

このツボが目に届くような高い位置にあるので、

『上星』という名前がつきました。

ツボに短くて細い鍼をちょこんとして、鼻づまりや

鼻炎を治します。

 

東洋医学は、ヒトと自然界にあるモノとのつながりを

重要視しています。

ツボの名前にも、天・地・山・谷・海・池・泉など

自然界にあるモノがたくさん使われています。

各々のツボの特長を、自然界にあるモノの特長に

置き換えて表現するなんて、スケールの大きさに

圧倒されます!

 

2014年の抱負は…

皆さーん、すっかり明けましておめでとうございます。

今年のお正月はいかがでしたか?

コトーは久しぶりにこれを弾きました。

 

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エレクトーンです。

普段は日々の生活に追われ、

長期休暇のときぐらいしかエレクトーンに

対面できません…。

 

エレクトーンって見たことがありますか?

興味がない方がほとんどだと思いますが

強引に紹介します!

 

上の鍵盤は右手でメロディーを、

中央の鍵盤は左手でコード(=和音)を、

下の鍵盤は左足でベースを弾きます。

 

生の楽器に近い音色を出すには、工夫が必要です。

ピアノの音色は、鍵盤を強く弾かないと

それらしく聴こえません。

フルートやクラリネットなど、息を吹いて演奏する

管楽器の音色は、途中で息継ぎをするように

ちょびっと間を空けながら弾くと、

ぐぐっと生の音色に近づきます。

 

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このエレクトーンには、フットペダルが2つ。

普段は右側のペダルに右足をのせます。

足先のほうに踏み込めば音が大きくなり、

踵のほうに引けば音は小さくなります。

 

左側のペダルも右足で操作します。

踵のほうにペダルを引くと、弾いている音程がスライドして

下がってきます。

例えば、『ド』の音を弾きながらフットペダルを引くと、

ド・シ・ラ・ソ・ファーと音程が下がります。

これをうまく使うと、エレキギターの音色は

チョーかっこよくなります。

 

スイッチを切り替えると鍵盤は音程ではなく、

楽器音になります。

 

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リズムを作ってフロッピーディスクに入力でき、

それを再生しながら、鍵盤を弾くこともできます。

 

一人で弾いていたって、さみしくない!

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写真中央、ハンドクラップ(=手拍子)だってしてくれる!

 

各々の楽器の特徴を意識して弾きこむと、

電子音も生の音色に近づき、

コトー・バンドやコトー・オーケストラにでも

なった気分になります。

最近は練習量が少なすぎる上に、老化も加わり、

何回弾いても目は楽譜に釘付けで、

なんとか弾くのが精一杯です。

 

こんなふうに弾きたい!という気持ちに、

体がついていけません。

そーいえば、昨年は頭ばかり使って、

体はぐうたら状態でした。

いくつになっても、気持ちにスッと体がついてきて、

体をぱっと動かした時に、気持ちもシュッとついてきたら

いいですね。

 

今年の抱負は、『心と体の連動力を高めよう!』に決定!!!

どう高めるか…。

う~ん、難しそう…。