コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

むくみに鍼とお灸はいかが?

私たちの内臓・筋肉・骨・皮膚・脳など、

各々のパーツは約270種類の細胞が寄り集まってできている。

1人のヒトの細胞総数は約60兆個!

うひょぉ~~~!

 

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<正常な水分代謝>

心臓から送り出された血液の中には水分も入っている。

動脈を流れている間に隣接する細胞に水分が吸い込まれる。

細胞内の余分な水分は隣接する静脈に吸い込まれ、

血液とともに心臓へ戻る。

リンパ管にちょびっと吸い込まれる。

 

 

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<むくみ>

静脈やリンパ管の流れが悪いと、余分な水分は吸収しきれず、

細胞と細胞の間にたまっていく…。

これが『むくみ』。

 

 

静脈は、『重力に逆らって血液を心臓に戻す』という

大変な仕事をしている。

脚がむくみやすいのは、脚が心臓から一番遠いから…。

 

 

静脈の仕事を手伝っているのは筋肉。

静脈に隣接する筋肉が動くと静脈が押され、

ポンプ作用で血液が流れやすい。

座りっぱなしや立ちっぱなしのときにむくみやすいのは、

筋肉が動かないから…。

 

 

鍼とお灸に用いるツボには、水分代謝を促すツボがいくつもある。

むくむ部位や、むくむ原因などにあわせてツボを選び、

鍼とお灸をする。

むくみが強いときには、皮内鍼(ひないしん)もおすすめ。

 

 

 

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中央にあるのが皮内鍼。

長さ5mmの小さな小さな鍼。

頭上に輝いているのは1円玉。直径20mm。

下にあるのは一般的な鍼。長さ37mm。

 

 

水分代謝を促すツボに皮内鍼を皮膚と水平に刺す。

皮下1~2mmのところ。

医療用のテープで鍼を固定する。

鍼の先端はリング状なので、鍼全体が皮膚に入ることはない。

違和感もない。

2週間ほど置いて水分代謝を促す、促す、促す…。

 

 

 

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むくみには自分でするお灸もおすすめ。

台座灸は操作が簡単!

地道に続ければ、むくみにくくなるよ~ん!

当鍼灸院の今月のお灸教室のテーマは、『むくみ』。

6月12日(火)と19日(日)に開催!

『むくみのお灸』に興味のある方はどうぞご参加ください。

詳しくは『お灸教室のページ』をご覧ください。

さぁ~て、おまけの話、その1。

 

 

 

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あれ?

胡蝶蘭の鉢植えの右端から何か顔を出している。

 

 

 

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花芽じゃないよね?

 

 

 

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表面の水苔をとると、あらららら…。

根っこが水平移動している。

胡蝶蘭の培養土はほとんど石。

隙間がなくて、

根っこは地下にもぐりこめなかったんだなぁ…。

気づかずに申し訳ない!

ブログに書くほどのことではないが、

胡蝶蘭の成長日記アクシデント日記を書き続けているので、

ご報告まで…。

 

 

おまけの話、その2。

年齢は異なるが、

『自分と生まれた月と日が同じ』知人が2人いる。

そのうちの1人に、初めてなりたかった職業について尋ねた。

「ケーキ屋さん。

ケーキを焼くというよりも、大きめなボールに泡だて器を使って、

生クリームを作りたかった。」

そんな答えが返ってきた。

うっひゃぁ~~~!

コトーは左官屋になりたかった。

玄関先や塀を作るというよりも

平べったい箱の中でセメントを作りたかった…。

同じ誕生日だとこんな共通点があるの?

 

 

勇んで、もう1人に同じ質問をしてみた。

「一番なりたかったのはアイドル!」

えっ?

アイドル?

う~~~、どう考えても共通点は見いだせない…。

「パン屋さん。

パンを焼くというよりも、パン生地をこねてみたかった」

なーんて答えが返ってきたら、盛り上がったのになぁ~!

残念!

 

コトーの鍼灸スタイル~闘争心に火をつける!

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九州国立博物館で開催している『始皇帝と大兵馬俑(へいばよう)』に行ってきた。

秦の始皇帝が中国を統一したのは、紀元前221年。

そして、紀元前247年に自分の墓を作り始めた。

兵士や馬をかたどった兵馬俑は、副葬品。

等身大の陶製で、約8000体が巨大な墓に埋められた。

 

 

 

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ひざまずいているのは跪射俑(きょしゃよう)。

立てた膝に肘を固定し、弓を放つ腕を安定させる。

他の5体は歩兵俑かな…。

立射俑、騎兵俑、将軍俑なども展示され、

戦いやすいように各々衣類、ベルト、靴などが工夫されていた。

小国であった秦が6国を滅ぼし、天下を取ったからには、

戦闘力はすごかったに違いない。

フラッシュバーーーック!!!

 

 

 

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2007年1月24日8時20分。

修業先の鍼灸院に向かうとき、鏡湖公園をつき抜ける。

あちらこちらで太極拳をしていた。

 

 

 

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ここで中国語も勉強していた。

1階は広いロビーがあり、警備員が常駐していた。

授業が終わると警備員はロビーで太極拳をしていた。

コトーも太極拳を習っていたことを話すと、

「一緒にやろう!」と誘われ、ときどきロビーで太極拳を練習した。

フラッシュバーーーック!

 

 

 

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2005年9月。

病院で理学療法士(リハビリ)の仕事をしながら、

夜学の鍼灸師養成校に通っていたら、

慢性疲労で体も心もボロボロになった。

鍼灸師の国家試験が控えているのに!

なんとかしないと!

太極拳を習い始めた。

 

 

太極拳が武術であることを初めて知った。

『相手がこのように攻めてきたら、このように戦う、あるいはかわす』

型が何通りもあり、それを流れるように動きながら練習する。

コトーが習った太極拳は85の型があり、

覚えるのが大変だった。

 

 

 

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先ほどの写真を拡大したもの。

ありゃっ、暗いうえに、ぼけている…。

教わったばかりの型を思い出しながら、

帰りの電車の中で動き方をメモった。

太極拳以外の武術も習った。

弱気な体と心になっていたせいか、

闘争心に火がつくのが心地よかった。

青あざは絶えなかったけれど…。

 

 

当鍼灸院には、「どこに行ってもどうにもならなくて…」という方も来る。

問診をしたり体に触れて、手ごわい相手(=症状)とわかると、

戦闘態勢に入り、さびついてきた灰色の脳細胞はフル回転して

戦力法を考える。

難しい症状であればあるほど、闘争心に火がつく。

やっぱり、治療するのが好きなんだなぁ…。

つくづく思う。

 

ゴールデンウィークの疲れに鍼とお灸…

休日の朝日がまぶしく、

眼下を見下ろすと庭の新緑もまぶしい…。

言い方を換えれば、ボーボーの雑草が見苦しい…。

 

 

数年前、伸び放題の雑草に気づかないふりをしたまま、

梅雨に突入。

毛虫が大発生した。

大雨が降るとサンダルの中で雨宿りをするヤツがいて、

何度も刺されて痛い目にあった。

 

 

あんな思いはしたくない。

せっかくの休日だが草むしりをするか…。

帽子を深くかぶり、軍手をはめ、長靴をはいた。

連日の雨で、気持ちがいいほどスポスポ根っこから雑草が引きぬけた。

………と、

勢い余って根っこから飛び散った土が目に入った。

眼鏡をかけているのに、どういうことぉ~!~!~!

 

 

昨年はあじさいにほとんど花がつかなかったが、

今年はたくさんついている!

あじさいまで剪定したら、45リットルのごみ袋が3袋。

3時間ほどかかった。

枯葉が軍手の中に入ったのか、手の甲がチクチクする。

と思ったら、

大きなアリが手の甲を刺していた。

この軍手は何度も洗ってびろびろに伸びきっていたから、

アリんこも入っちゃうよなぁ…。

 

 

雑草がびっしり詰まったゴミ袋を持って立ち上がろうとしたら、

背中がバーリバリ…。

かたまっている…。

早めに対応しないと、後が大変な年頃になった。

首と腰に自分で鍼をし、ストレッチングをして、

背筋をゆるめた。

 

 

 

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連休に入ると気持ちにゆとりができるのか、

普段は見過ごしているものが視界に入る。

避難リュックの中身をチェックしよう…。

食料品はすべて賞味期限切れ。

携帯ラジオの電池は古すぎて中身が出て、

青錆ができていた。

うっ…………………。

 

 

 

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携帯ラジオを購入した。

左奥のハンドルを1分間、150回ほど回すと発電・充電し、

ラジオが聞けた。

ライトと非常用サイレンの機能もついている。

付属のコードやプラグを使って、

スマートフォンや携帯電話の充電もできる。

乾電池も使える。

すごいなぁ…。

 

 

 

 

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ついでに懐中電灯も購入した。

電池や電球の交換不要。

30秒~3分間ほど振ると発電し点灯する。

すごいなぁ…。

 

 

連休は日頃できないことを片付けていると、

あっあっあっという間に過ぎる。

慌てて荷物をまとめて飛行機に飛び乗った。

旅行ではないが、遠く離れた地におもむくと、

気分転換になる。

 

 

普段の運動不足を解消しようと、

外出時はエスカレーターやエレベーターを極力避け、

階段を使う。

とはいえ、

地下鉄がたくさん乗り付けている駅は、

階段を登っても登っても、なかなか地上にはたどり着けず、

重いボストンバッグが肩にくいこんだ…。

 

 

福岡に戻ると、首・肩・背中・脚がガーチガチ。

早めに対応しないと後が大変な年頃になった。

首や肩・腰に自分で鍼を置き、

脚には灸頭鍼(きゅとうしん)をした。

 

 

 

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灸頭鍼は、置いた鍼の取っ手にモグサをつけてお灸もする。

立ち仕事で脚が疲れてくると自分でもする。

一般的には、太ももの後ろに灸頭鍼をするときは、

うつぶせになる。

 

 

うつぶせになって、自分の太ももの後ろに鍼や

お灸をするのは不可能。

考えに考え、編み出した方法は…。

 

 

 

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じゃーん、久しぶりにツボモデル子ちゃん登場!

床に座り、両膝を立てた姿勢。

いわゆる体育座り。

提灯のように鍼の下側にモグサをつける。

お灸をしていると、脚の血行がよくなり筋肉がゆるんで、

脚の力だけでは膝を立てていられない。

手で膝を支える…。

こんなところを誰にも見せられない。

やけどをしないように、台紙をあてるなど配慮が必要で、

よい子のみなさんは、真似しないように!!!

 

 

なーんてことを仕事中に患者さんに話したら、

「『鍼灸師が自分でする鍼灸治療』という本を書いたらどう?」と言われた。

面白い企画だがマニアックすぎる!

はたして売れるだろか…。

 

コトーの鍼灸スタイル~ほどよいバランス

博多駅前を歩いていると…、

おっ?!

 

 

 

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寄っていこう!

 

 

 

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つぼみのあるバラを撮りたくなるなぁ…。

あっ!!!

 

 

 

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ピンボケ…。

なんでかな…。

コトーは機械オンチなくせに取扱説明書を読まない。

多少のピンボケや暗さは見て見ぬふりして、

ブログに載せていた。

しかーし、ちょっと前に購入した賢いカメラに申し訳ない。

バラ祭の会場の片隅で取扱説明書を開いた。

へぇー、ピクチャー・エフェクト(独自の風合いが出る効果)っておもしろそう。

 

 

 

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えーっと、これは水彩画調だったかな。

『にじみやぼかしを加えて水彩画のような効果をつける』らしい…。

 

 

 

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レトロフォト。

たしかにセピア色になった!

 

 

 

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ハイコントラストモノクロ。

小さい頃は白黒の写真が当たり前だった。

いつ頃からカラーになったのかな…。

押し入れの中にあるアルバムをチェックすると、

3歳ぐらいからパラパラとカラー写真があり、

7歳ぐらいからぐっとカラーが増えた。

もっと後まで白黒だと思っていた。

自分の記憶なんて曖昧なもんだ。

 

 

 

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これはソフトハイキーだったかな。

ソフトフォーカスだったかな。

ピクチャー・エフェクトは13種類あり、

何が何だか分からなくなった…。

ハハハ。

 

 

まめに写真を撮らないから操作を忘れ、

ピンボケや薄暗い写真をしらーっとブログに載せちゃうだろうな…。

ハハハー!

 

 

鍼灸治療では五感を集中させ、

ギューと120%の力を注ぎ込んでいるせいか、

他の場面ではユルユル頭になりたくなる。

気負っているからこそ気づくこともあれば、

気負っていないと気づかないこともある。

コトーにとっては、どちらも大事。

絶妙なバランスで、ブログを書き続けるのであった…。

ハハハハハー!

 

心がこもった道具たち

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『2015年度グッドデザイン賞 in 北九州』に行ってきた。

日曜大工にはまっていたコトーが一番気になったのはこれ。

 

 

 

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地域産材で作る自分で組み立てるつくえ。

生徒用つくえの天板部分は地場産木材が使われ、

生徒本人が入学時につくえを組み立てる。

卒業時には天板部分だけはずして持ち帰る。

心温まるプロジェクト。

 

 

コトーは福岡の地で鍼灸院をかまえ、

福岡近郊の方が治療に来る。

それなら、自分が地元の物を購入したり

サービスを利用することも大切。

自営し始めてから、『地産地消』を意識するようになった。

 

 

 

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電気スタンド。

 

 

 

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あっ、ピンボケ!

手に持って懐中電灯にもなる。

画期的!

 

 

 

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当鍼灸院の施術室に1本。

待合室に1本。

防災非難リュックに1本。

 

 

左端のものは、いつ購入したか覚えていない。

昭和だろう。

真ん中のものは、自転車用ライト。

自転車はもう手元になく、ライトだけが残っている。

 

 

右端のものは、中国留学先で大活躍した。

最初に寝泊まりした所は室内にトイレがなかった。

夜は、この懐中電灯とティッシュを持って、

共同トイレまで10分ほど歩いた。

10年前の話。

 

 

30年前の話。

理学療法士養成校・最終学年は1ヶ所8週間、計3施設の

インターン実習があった。

地方の大学病院は田んぼに囲まれていた。

学校側が宿泊先として用意したのは、

農家の庭にあるプレハブの小さな平屋。

みかんの収穫期に出稼ぎに来る人が使っていたもの。

 

 

雨が降る夜には懐中電灯と傘を持って

外のぽっちゃんトイレまで行った。

20年後に同じことを繰り返すなんて思いもしなかった。

 

 

4月14日の熊本大地震のときには福岡も揺れた。

すべての懐中電灯のスイッチを入れて、

電池が切れていないかチェック。

4月16日の真夜中の地震のほうが大きく揺れ、

おさまってから防災非難リュックを玄関に置き、

貴重品をウエストポーチにつめこみ、枕元に置いた。

気を引き締めないと…。

 

 

 

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播州刃物。

洗練されたフォルムにうっとり。

 

 

 

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コトーが使っているハサミ、全員集合!

上段右から、

皮内鍼に使う医療テープをカットするミニ・ハサミ。

眉毛カットバサミ。

糸きりバサミ。

髪切りバサミ。

そぎバサミ。

下段右から、

剪定バサミ。

キッチンバサミ。

布切りバサミ。

紙切りバサミ。

うひゃぁ~計9点。

こんなにハサミを持っていたの?の?の?

機能性を追求して考え出されたフォルム。

ハサミ職人のこだわりを感じる…。

 

 

「なんで、こんなことが気になって、ちんたらたらとこだわって書くのかなぁ」

コトーはブログの下書きをしながら、

自分の思考回路にあきれることがある。

個性? 性分?

開き直って今日も書いてしまった…。