コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

アンピングゥー撮影隊の心意気!

2010年3月、アマチュア・カメラマンとアマチュア・モデルと

コトーでアンピングゥー撮影隊結成。

当鍼灸院開設に向けて、

ホームページとパンフレット用の写真を撮った。

この時は、どんなふうに撮ったらいいか、

さっぱりわからなかったなぁ~。

でも、こんなことをする機会って滅多にないから、

ワクワクしてた。

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2010年3月22日撮影

 

 

素人カメラマンと言ったって、

なんだかわからないものをいっぱい持ってくる…。

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2012年9月30日撮影

 

 

回を重ねるとモデルとの会話が変わってきた。

「床よりも椅子に座ったほうが見栄えがいい?」

「上から撮ったほうが分かる?」

「手をこんなふうに添えたほうがツボを取る感じがでる?」

頼もしいモデル!

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2012年11月3日撮影

 

 

鍼灸などの治療院専門誌『医道の日本』の執筆依頼があり、

それに載せる写真も撮ったなぁ~。

カメラマンに『妥協』という2文字はない。

仕事を終えてからの撮影で疲れているはずなのに、

「うーん、暗いですねぇ」

「治療ベットが近すぎますねぇ」などと言いながら、

治療ベットの位置を納得するまで変えていた。

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2013年6月19日撮影

 

 

今回はホームページ用の撮影。

屋外は初めて。

バス停の時刻表は車道側にはないよねぇ~。

でも、歩道側は狭すぎて写真が撮りにくい…。

時刻表を見るふりをする写真でも、まっ、いいか…。

パチリッ!

この日、カメラマンは熱と頭痛と戦いながら

撮影に臨んでくれた。

どうもありがとう…。

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2015年10月25日撮影

 

 

道端で衣装替えまでする、力の入れよう!!

モデルは『荷物持ち』となり、

「先生、次は雨用の衣装です。」と

思いきりコトーを持ち上げてくれた…。

どうもありがとう…。

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2015年10月25日撮影

 

 

屋外で撮った写真359枚のうち、

半分くらいをホームページ制作会社に手渡した。

その前後にも写真を渡し、合わせて、

えーっとえーっと…、

げっ! 250枚も渡したんだ。

その中からホームページに合う写真を探すのは

大変だったよねぇ~。

入江さん、轟木さん、どうもありがとう…。

 

 

私たちが心をこめて作り上げた作品は

『院外活動ページ』。

数年前から、コトーは公共施設などが主催するお灸講座の

講師を依頼されるようになり、

そーんな院外の取り組みを紹介したページを作りました。

どうぞご覧ください。

『院外活動ページ』だよ~ん。

 

コトーの鍼灸スタイル~五感の記憶…洞察力を高めたい!

いきなりですが、皆さんに問題です。

下のツボ・モデル子ちゃんを五秒間じっくり見た後に

質問にお答えください。

スタートッ!

 

 

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5秒経ったら、ツボ・モデル子ちゃんを手や紙で

隠してください。

 

 

さぁ、問題です。

Q1 ツボ・モデル子ちゃんの右腕は

……どんなポーズをとっていたでしょうか。

……ご自分の腕で再現してください。

……「電車やバスなどに乗車中でできないよー」という方は、

……頭の中で再現してください。

……5本の指は?

 

 

Q2 左腕はどうなっていましたか。

……右腕と違う所はどこですか?

 

 

Q3 右脚はどんなポーズをとっていたでしょうか。

……膝は曲がっていましたか?

 

 

Q4 左脚はどうなっていましたか。

……記憶をよみがえらせて、がんばってぇ~!

 

 

Q5 ツボ・モデル子ちゃんの体重は右脚に

……のっていると思いますか。

……それとも左脚?

……なぜそう思いますか?

 

 

突然の質問にしっかり答えていただき、

ありがとうございます。

ツボ・モデル子ちゃんを再度見て、

ご自分の『視覚の記憶』と照らし合わせてください。

どうですか?

左のつま先をちょこんと床につけているので、

体重は右にのっている…と、

コトーはツボ・モデル子ちゃんの姿勢を分析します。

 

 

もう30年も前、

コトーが理学療法士の養成学校に通っていたときの話。

『写真を5秒間見た後に、その写真について指導者から質問を受ける』

そんな姿勢分析を高めるトレーニングを、

インターン実習先でしました。

意識して見ないと視覚の記憶はあいまいです。

 

 

もしかしたら、聴覚の記憶のほうが馴染みがあるかもしれません。

例えば…、電話中。

「あれぇ~、鼻声っぽいなぁ。

〇〇さん、風邪ひいたのかな…」とか、

「なんか、元気がないな…」とか、

「なんか、いいことあったかな…」とか、

思いめぐらすことがありますね。

 

 

私たちは、相手の声の大きさや抑揚、話すリズムなどの特徴を記憶し、

その聴覚の記憶を瞬時に呼び起こし、

今日の〇〇さんと比較し、考察しているわけですね。

 

 

コトーが女子高校生だった頃。

放課後に、クラスメイトとマクドナルドに立ち寄りました。

カウンターで注文中、いい香りがしてきました。

窓の外を見ても、きんもくせいの木は見当たりません。

「すごーい、遠くのきんもくせいの香りが入って来てる…」と、

クラスメイトに話したら、定員さんが、

「ありがとうございます。

トイレで使っている芳香剤の香りです。」と言われました。

トイレを見ると、掃除中でドアが空いていました。

ずっこけ~~~!

 

 

未だに、本物のきんもくせいの香りと、

トイレの芳香剤との違いが分かりません。

動物的本能の力が衰えているのかなぁ…。

 

コトーの鍼灸スタイル~主軸のバランス…

前回に引き続き、今日も経絡の話におつきあいください。

 

 

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経絡は、陽の経絡と陰の経絡に分かれます。

体の前面を通る経絡は、ほとんど陰の経絡。

 

 

 

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赤いラインは、『任脈 にんみゃく』という経絡。

体の前面中央を通っています。

別名、『陰経の海』。

陰経の経絡たちを統括する、重要な経絡です。

この経絡の上に、24個のツボがのっています。

 

 

下腹部の奥には子宮や卵巣があるので、

生理痛や生理不順、更年期症状、不妊症など婦人科の症状には、

下腹部のツボに鍼やお灸をします。

 

 

下腹部の別名は、『丹田』。

丹田はエネルギーが集まる所と、東洋医学では考えています。

すぐ風邪をひきやすい、など体の抵抗力が落ちているときや、

疲れがとれない、疲れやすいときには、

下腹部にあるツボに鍼やお灸をして、

エネルギーを補給します。

 

 

おへそ周辺のツボは、便秘など腸のトラブルに用います。

また、おへそからみぞおちまでのツボは、

食欲不振や胃もたれなど胃のトラブルや、

精神的ストレスが強いときにも用います。

 

 

 

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体の背面を通る経絡は、陽経。

 

 

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ブログ初登場!

描きたてのツボ・モデル子ちゃん!

後ろ姿って描くのが難しい…。

ブログの文章を書くよりも時間がかかってしまった…。

 

 

赤いラインは、『督脈 とくみゃく』という経絡。

体の背面中央を通って、頭頂部、鼻の中央を下り、

上歯の歯肉で終わります。

別名、『陽経の海』。

陽経の経絡たちを統括しています。

28個のツボがのっています。

 

 

頭痛やのぼせ、鼻炎には、頭のツボに、

小さくて細い鍼を頭皮と水平にちょこんと刺します。

 

 

経絡は全身にエネルギーと栄養分を送っています。

督脈に限らず、陽経の経絡の流れ全体を促したいときは、

督脈に棒灸をします。

 

 

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棒灸は、モグサを固めて和紙で包んだタバコ状のお灸です。

直径15mm。

皮膚から3cmほど離して温めます。

棒灸は動かせるので、督脈を下から上までしっかり温め、

流れを促します。

 

 

経絡に限らず、体の中心線である、重心線はとても大切。

 

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これは理想的な重心線。

大転子(だいてんし)とは、太ももの骨の頭の部分。

耳たぶ~肩先~大転子~膝蓋骨の後ろ~外くるぶしの約2cm前が

一直線だとバランスがいい。

重たい頭を背骨が支え、上半身を骨盤がしっかり支え、

その骨盤を下肢が無理なく支えている。

 

 

猫背になったり、腰が反ったり、膝が曲がったりすると、

この重心線がくずれ、

体を支えるための筋肉の負担が増えます。

その結果、首こり・肩こり・腰痛・膝痛などを引き起こすこともあります。

体の主軸って大切なんですよ…。

 

コトーの鍼灸スタイル~縦と横のバランス…

 

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鍼やお灸で用いるツボは、

経絡の上にのっています。

経絡は全身に張り巡らされ、

エネルギーと栄養分を体の隅々まで送っています。

ツボに鍼やお灸をすると、

滞っていた経絡の流れがよくなり、

症状のある部位にエネルギーと栄養分が行き届き、

自然治癒力が高まり、症状が改善します。

 

 

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赤いラインは帯脈(たいみゃく)。

メジャーな経絡は体に対して縦に走行していますが、

帯脈は違います。

ウエストを横方向に一周しています。

各々の経絡上には各々のツボがのっていますが、

帯脈は独自のツボがありません。

他の経絡上のツボをつないでいます。

 

 

帯脈はおなかや腰を通る経絡を束ねています。

帯脈が引き締まりすぎると、

その中を通る経絡もぎゅっと絞められ、流れが悪くなります。

逆に、帯脈が緩みすぎると、縦方向の経絡もゆ~るゆる…。

帯脈は経絡の調整役です。

 

 

腰痛や腸、子宮・卵巣・膀胱のトラブルのときも

帯脈の流れを整えることが大切になります。

 

 

コトーは鍼灸師になる前から、

『縦』と『横』にこだわってきました。

10年ほど前まで、8年間機織りを習っていました。

糸を染めて織機にかけて、

『鶴の恩返し』のようにパタンパタンと織り、

出来上がった織布でマフラーやストールを作ったり、

裁断してミシンにかけてベストやカーディガン、

セーターなど仕立てました。

 

 

縦糸と横糸を何本ずつ交差させるかで、

織り目が変化します。

また、糸の素材(綿・麻・シルク・ウールなど)や太さで、

織り布の風合いや張りが変化します。

 

 

縦糸と横糸を同一色にすれば、無地になります。

縦糸あるいは横糸だけ色を変えれば、

ストライプになります。

縦糸も横糸も変えれば、チェック柄になります。

 

 

織機を手離すときに写真を撮ったはず。

SDカードには………、ないなぁ~。

アルバムにも……ないなぁ~。

あっ!

コトーの作品たちが出てきた!

 

 

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<表>

 

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<裏>

この頃は、病院でリハビリの仕事をしていました。

「奥さんの誕生日にプレゼントしたい!」と上司に頼まれたベスト。

ベネトンが好きだと聞いたので、

それっぽいカラーをイメージしてデザイン。

 

 

 

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「旦那さんの誕生日プレゼントにもしたい!」と、

その奥さんから頼まれたベスト。

アツアツの夫婦だなぁ~。

機織りの経験が浅く、洋裁学校にも行っていない自分が、

作品を売っていいのかぁー!!!

そんなモヤモヤした気持ちで、必死に作ったなぁ~~~。

 

 

 

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「ジャケットを仕立てたいから、布を織って!」と注文を受け、

幅85cm、5m、織りました。

とーても細い糸で、たしか縦糸が2000本。

 

 

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洋裁の先生をしている注文者が作ったジャケットは、

かっちょい~い!!!!!!!

 

 

 

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木綿の織り布。

 

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糸に濃淡をつけ、グラデーションのある織布になりました。

 

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ランチョンマットの出来上がり!

 

 

 

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張りのある織布に仕上がったので、バックを作りました。

 

 

 

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紅葉をイメージしたセーター。

 

 

 

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表は綿、裏はウールのカーディガン。

 

 

 

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木綿のロングカーディガン。

 

 

あー、やっぱり縦と横の関係って面白い!

また機織りをしたくなっちゃったなぁ~。

あっ?!

鍼灸師のブログなのに、またまた関係のない話を

熱く語ってしまった!!!

ハハハー!

 

腰痛やぎっくり腰を鍼とお灸で治そう!

急に肌寒くなりましたね。

季節の変わり目に気をつけたいのは、腰痛とぎっくり腰。

普段から背中のコリや腰痛を感じている方は、

この時期、腰痛が悪化したり、

ぎっくり腰を起こしやすくなります。

 

 

腰が痛いと、腰の筋肉だけが硬いと思われがちですが、

うなじから骨盤までつながっている背筋全体が

硬くなっていることが多いです。

お尻の筋肉がカチコチな方も多いですね。

また、強い腰痛やぎっくり腰では前かがみとなり、

姿勢が不自然なため、脚の筋肉がこわばることもあります。

 

 

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赤いラインは、『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』という経絡。

目頭と鼻の間にある『睛明 せいめい』というツボから始まり、

額、後頭部、うなじ、背中、お尻、太ももの後ろ、ふくらはぎの後ろ、と下り、

外くるぶしを回って、

足の小指にある『至陰 しいん』というツボで終わります。

経絡は左右対称にあり、

この経絡にのっているツボは片側だけで67個!

左右合わせて134個!

うっひょー!!!

腰痛やぎっくり腰の鍼灸治療には、

うなじ、背中、腰、お尻、脚にあるツボをよく使います。

 

 

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鍼を置きながら棒灸。

棒灸はモグサを固めて和紙で包んだもの。

先端に火をつけて、

皮膚から3cmぐらい離して温めます。

棒灸は動かせるので、うなじからふくらはぎまで温め、

筋肉をゆるめます。

 

 

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灸頭鍼は、鍼の先にモグサをつけてお灸もします。

鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果!

熱くはありません。

ほんわか温かいです。

なかなか治らない頑固な腰痛やぎっくり腰におすすめです。

 

 

「いつの間にか痛みが治まったから大丈夫」と思っても、

何のメンテナンスもしなければ、

腰の筋肉は硬いままです。

何度もそんなふうにやり過ごすと、

ついには痛くてたまらなくなったり、

ぎっくり腰を起こすこともあります。

 

 

腰は上半身と下半身をつなぐ、肝心かなめの部位です。

痛いとき、違和感を感じるときには、

メンテナンスをしてほしいなって思っています。

 

 

おまけの話。

先日、観葉植物の5鉢を普段置かない所に置きました。

そのことをすーっかり忘れて、

暗闇の中、ズカズカ植木鉢めがけて歩いてしまい、

コトーの脚は植木鉢にストライーク!

4鉢が倒れ、その中の1鉢は割れて…、うっ、うっ、うっ…。

予備の植木鉢はなく、とりあえずあるもので…。

 

 

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ごめんなさい…。

早く植木鉢を買いに行くね。