コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集~肩甲骨の話①~肩甲骨を知ろう!

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外側から見ると肩甲骨はこんな感じ。

上部に『肩峰 けんぽう』と『烏口突起 うこうとっき』という

突起物があり、肩甲骨本体は薄っぺらい。

 

 

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右の肩甲骨を後ろから見るとこんな感じ。

平べったい三角形。

これに腕の骨と鎖骨、そして背骨と肋骨が加わるとこんな感じ。

 

 

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肩甲骨は腕の骨と鎖骨とだけ関節をつくっている。

背骨や肋骨とは接していない。

背骨とは筋肉で結ばれている。

肋骨の上にプカプカ浮かんでいるので、

『浮遊骨 ふゆうこつ』とも呼ばれている。

 

 

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前から見てもシンプル。

 

 

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右の肋骨を一部とった骨格。

腕って重たいはずなのに、肩甲骨としか関節をつくっていない。

腕を支えている肩甲骨!

お疲れさま!!!

 

 

さて、普段は目立たない肩甲骨の動きをいくつかご紹介しよう!

 

 

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肩を上げると肩甲骨も上がる。

黒からオレンジ色へ移動!

 

 

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このときに働く筋肉は主に2つ。

左側(オレンジ色)の筋肉は、

頭蓋骨の後頭部から鎖骨についている。

右側(青色)の筋肉は、頸椎(首の骨)から

肩甲骨の内側の先端についている。

これらの筋肉が働くと、肩と肩甲骨が上がる。

図では片方ずつしか描いていないが、

これらの筋肉は左右対称にある。

では、肩と肩甲骨を引き下げる筋肉はどこについているか…。

 

 

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下部の背骨から肩甲骨の上部についている。

実は、肩甲骨は上下に10~12㎝動かせる!

 

 

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『張り手』が描けないよぉ~。

前をならえ!とした腕を、さらに前につき出す図と思ってほしい…。

 

 

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このときに肩甲骨は外側に動く。

 

 

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張り手のときに使う筋肉は、8~9本の肋骨から

肩甲骨の外側についている。

どすこい!

 

 

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腕を肩の高さに上げたまま、後ろに引く。

このときに肩甲骨は内側に動く。

 

 

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背骨から肩甲骨の上についている筋肉が、

肩甲骨を内側に引っぱる。

 

 

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背骨から肩甲骨の内側についている筋肉も

肩甲骨を内側に引っぱる。

肩甲骨は内外に15㎝も動かせる!

 

 

このように、肩甲骨にはたくさんの筋肉がつき、

肩や腕を動かすために日夜がんばっている!

えらい!

次回も肩甲骨の話しが続くぅ~~~。

よろしくです!

 

 

それにしても…、

1つのブログに14個の絵を描いたのは初めて!

ふぅ~~~。

全ての絵を描き上げた後のビールは格別おいしい!

 

母の日に思うこと…

学生の頃から母に相談したことがない。

決定してから話したり、事後報告だったり…。

母には心配ばかりかけていた。

 

 

親不孝の娘は自分がおばさんになって、

やっと親孝行を意識するようになった。

アクセサリー売り場を通りかかると、

「母の好きそうな物はあるかな…」って

探すようになった。

ハガキ売り場を通りかかると、

「母の好きそうな絵ハガキはあるかな…」って

探すようになった。

 

 

「でも、母が本当に欲しい物は何だろう…」

自分の年齢の頃の、母の気持ちは何となくわかっても、

人生の先輩である、今の母の気持ちを察することはできない。

ときどき電話をしたり会いに行って、

話しをしたり、買い物に行ったり、プレゼントをしたり…。

自分が母に思っていることを、今、形にするしかない…。

 

 

「今年の母の日には、母の好きな七宝焼きのピン・バッチを贈ろう!」

探し回ったが気に入りそうなものはなく、時間切れ…。

ウチにある物で贈れそうな物を必死に考える!

母は音楽が好きだから、

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サザンオールスターズのニュー・アルバム『葡萄』はどうかな…。

自分で買っているかもしれないから、やめておこう。

 

 

 

母は本が好きだから、

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最近購入した井上ひさし氏の『笑劇全集 完全版』を贈ろう!

カーネーションの絵入りのカードと一緒に模造紙で包み、

コンビニへダッシュ!

宅急便は母の日5月10日着!

間に合った!

 

 

 

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今、ビギンのアルバム『一五一会』を聴きながら、

このブログを書いている。

『一期一会』は一番好きな言葉。

『一生に一度だけの機会』と思うと、

この時をとても大事にするから…。

 

山に思うこと…

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山だー! 山だーー!! 山だーーー!!!

山田さん、何度も呼び捨てにしてすみません。

コトーは久しぶりの山登りに大興奮!

 

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ハイ、がんばります!

436段の1段目!

 

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えっ、そうなの?

脚がカチコチになってきた…。

 

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うわぁー、がんばれるかなぁ…。

 

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あと136段…。

息が切れて、すれ違う人に「こんにちハァ~~~」と言ってしまう。

 

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おぉぉ、山頂から見た景色。

向こうの山にも登りたい。

 

 

なぜ山を見ると登りたくなるのか…。

途中は苦しいけれど、山頂での達成感がサイコー!

と、感じることはない。

山頂からの景色を眺めたい!

という熱い思いもない。

 

 

カサ、カサ、カサ…。

踏みしめる枯葉の音に、土を見る。

サッサッサッサー…。

春風がたてる葉音に、振り返る。

近距離で聴こえるうぐいすの鳴き声に、目を凝らす。

「ただいまー、帰ってきたよー、ワワワワワォ~ン!」

山犬になって遠吠えしたい気分になる。

 

 

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これは20代から愛用している工具箱。

前職(理学療法士)で運動麻痺のある子供たちにあう

椅子や歩行器、自助具などを作り始めたら、

自然と工具が揃っていった。

20年間、頭の中に設計図が浮かぶたびに形にしてきた。

 

 

ひょんなことから、父の祖父の祖父が大工の棟梁だったことを知った。

物づくりにひかれるのは遺伝子のなせるわざ?

幼少の頃、玄関の床をセメントで平らにする

左官の仕事にあこがれたのも?

中学生の頃、釘を使わずに神社などを建てる

宮大工の仕事にあこがれたのも?

ご先祖様の魂がコトーの心を震わせるのかぁ…。

 

 

山にひかれるのも遺伝子が関係しているのかも!

ひそかにそう思っている。

ご先祖様が山犬ってことはありえない。

きこりかな?

小学生の頃、垂直の鉄棒に登るのがチョー下手だったので、

『きこり』はありえない。

音楽好きな飛脚はどお?

鼻歌を歌いながら東海道を駆け抜ける飛脚!

う~ん、しっくりくるなぁ~。

 

 

さて、話を元に戻して、

 

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下りは楽勝!

頭の中のジュークボックスが鳴り出す。

曲名はディズニーの『ミッキーマウスのテーマ?』『マーチ?』

タイトルがわからない…。

軽快なテンポにあわせて脚を運んでいたが…、

うっ、ふくらはぎが硬くなってきた。

曲のリズムが乱れがち…。

今は鍼灸師!

帰宅後、脚に自分で鍼をして、血行をよくし、筋肉をほぐし、

翌日の筋肉痛はないはず!

抜かりはないでござる!

 

コトーの鍼灸スタイル~こだわりのお灸

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これは、お灸で使うモグサ。

モグサの原料はヨモギ。

ヨモギの葉を乾燥させ、ふるいにかけ、

葉の裏にある産毛だけを取っています。

 

 

 

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点灸①
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点灸②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、点灸。

米粒の半分くらいのモグサをツボに置き、

線香で火をつけます。

火が消える瞬間、チクッと熱さを感じます。

小さなお灸ですが、

お灸の刺激をツボの中の中まで伝える力があります。

 

 

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足の小指にある『至陰 しいん』というツボ。

逆子を治すとき、このツボに点灸をします。

おなかの赤ちゃーん、元の位置に戻ってね!と祈りを込めながら…。

 

 

 

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これは棒灸。

モグサを固めて和紙で包んでいます。

先端に火をつけ、皮膚から3㎝ほど離して温めます。

このお灸の長所は動かせること。

 

 

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赤いラインは、『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』。

経絡には、エネルギーや栄養分が流れる方向があります。

この経絡は、目頭と鼻の間にある『睛明 せいめい』というツボから始まり、

額、頭頂と上り、

後頭部、うなじ、背中、おしり、太ももの裏、ふくらはぎと下り、

小指にある『至陰』で終わります。

首こり・肩こり・腰痛・下肢痛などの症状には、

うつぶせで、うなじからふくらはぎまで

経絡に沿って棒灸をして、経絡の流れを整えます。

 

 

 

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これは台座灸。

台座の上にモグサがのっています。

台座の底にはシールがついているので、

どこのツボでもお灸がしやすい!

当鍼灸院では、症状によっては自宅でのお灸をすすめることがあります。

そのときには、簡単に取り扱える台座灸を指導します。

 

 

江戸時代、お灸は民間療法として全国に広まっていたそうです。

日本人の体質や日本の風土にお灸はぴったりだと思います。

もっともっと気軽にお灸に親しんでほしいです!

 

 

さて、おまけの話。

先日、「もう1度読みたい!」本を見つけました。

これです。

 

 

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井上ひさし氏の『笑劇全集 完全版』です。

てんぷくトリオのために書き下ろしたコントの脚本集です。

てんぷくトリオは、三波伸介氏、戸塚睦夫氏、伊東四朗氏の3人で

1961年に結成されました。

井上氏脚本のコント156本はテレビで放映されています。

 

 

コトーは中学生の頃、井上氏の文庫本でてんぷくトリオを知りました。

タクシードライバーと客2人、代議士と息子と記者、小説家と編集者2人…。

3人は様々な役をこなしている。

脚本を読むだけでコントが目に浮かび、3人の芸に笑ってしまう…。

 

 

気づけば、自分も『鍼灸』を媒体として、

人様を元気にする、笑顔にする仕事についています。

専門的な難しいブログの後に『おまけの話』を書くのも、

眉間にしわをよせたあなたをプッと笑わせたいから…。

そんな気がします。

 

コトーの鍼灸スタイル~どうやって伝える?こだわりのお絵描き

このブログは、2010年3月から書き始めた。

書き進むと、鍼やお灸、東洋医学の細かい話になり、

文章だけでは伝えにくくなった…。

そこで登場したのがツボ・モデル君!

 

 

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彼にはずいぶん助けてもらった。

ありがとーっ!

 

 

さらに書き進めると、文章とツボ・モデル君だけでは伝えにくくなった。

そこで登場したのがツボ・モデル子ちゃん。

 

 

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2011年11月に初登場!

姿見でポーズをとり、何度描き直しても

左腕がヘビになっちゃう…。

このことがずーっと気になり、最近リニューアル!

 

 

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どお?

長年のお絵描きで、

『難しいポーズは無理して描かない』という知恵がついた!

 

 

じゃじゃーん!

このブログでは初登場のツボ・モデル・ブラザーをご紹介!

 

 

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彼と兄弟は『お灸教室ページ』のブログで、

2012年10月から活躍!

なぜ男性を描いたのか…。

うーん、うーん、うーん、忘れちゃった…。

 

 

いつまでたってもコトーのデッサン力が高まらないが、

完璧でない彼らと彼女たちの登場で、鍼やお灸の難しい話がなごむ。

とーっても感謝している。

 

 

ところで、4月のお灸教室では『お灸』だけでなく、

『経絡ストレッチ』も初めて取り入れた。

楽しかったよー!

テキスト作成中、たくさんのお絵描きをした。

 

 

ここでいきなり問題!

不自然なポーズのためにテキストに載せられなかったのは

AとBのどちら?

 

 

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このポーズをとると、分かると思うけれど…。

右手を左親指と他の4本の指でつかみ、

それを右横から見ると……………………、

Aのようにはどーやってもならない。

正解はA!

テキストのコピーをする前に気づいてよかった…。

 

 

前回のブログで予告した『こだわりのお灸』は

次回書きまーす!

よろしくです!